
Shino
@hr_929
2026年9月15日
どうしても生きてる
朝井リョウ
読み終わった
心に残る一節
朝井リョウってほんとに見て見ぬ振りをしたくなるような人の心の狡いところを的確にえぐってくる、ポッドキャストとの温度差が激しすぎる
「あるとき何の前触れもなくこの世界から消えてしまいたくなるときがあるように、何の前触れもなく、この世界にいる誰かを想う自分の存在を熱烈に感じるときがある。いつだって少し死にたいように、きっかけなんてなくたって消え失せられるように、いつだって少しだけ生きていたい自分がいる。きっかけなんてなくたって暴力的に誰かを大切に想いたい自分がいる。」(「健やかな論理」)
「何でも洗いざらい吐露すること、人間が抱く醜さを抉り出すことが"誤魔化しのなさ"、"嘘のなさ"、快感を生むほどの"正直さ"だなんて褒めそやされるのは、暗点がある世界での出来事だからだ。何でも言って、と繰り返し伝えてくれる世志乃や川口だって、いざ、みのりが心ごとぶつかっていけば、困った表情を浮かべるに違いない。
現実は暗転してくれない。」
(「籤」)
あと、万城目学の解説でちょうど最近読んでた山田風太郎の「八犬伝」が取り上げられててびっくりした、こんな偶然あるんだ