どうしても生きてる
60件の記録
ほせ@coffee_dog2025年11月18日読み終わったある俳優さんが読んだ本に挙げていて気になったので買ってみた本。重い話だというのは読む前から聞いていたけれど、キツかった。 自分が本に出てくる主人公よりも歳が下で経験値が未熟だからこそ、これから飛び込もうとしている社会はこんなにも鬱々としたものを抱えているのかとどうしようもない思いを抱いた。自分でやりたいことを選んでここまで来たと思っているのに、未来が決まり切っているような気がして窮屈さに叫びたくなった。 共感できる部分がある一方で、どこかまだ社会に希望を抱いている自分がいて、それはまだ自分が守られる立場にいるからかもと思った。そんな自分の甘さに嫌になるけど、守ってくれている人への感謝に留めておこうと思った。 一番好きな話は籤(くじ)だった。(全然読めなくて調べました。)完全なフィクションの中で語られる希望や夢に救われることもあるけど、自分が生きてる世界で生き抜く強さにもとても説得力があると感じて勇気をもらえた。人生は地続きだから、その時引いたくじが後になってアタリだったということもある。その人の捉え方次第なのかもと思ったら、強さをもらえた気がした。
結@yi_books2025年11月17日読み終わったどうしようもない現実から目を逸らすこと、逸らさないこと、どちらを選ぶこともできるけど、どちらかを選ばされてしまう現実もあるということ。なんで自分がと思うことが日々にはたくさん落ちている。それでも「大丈夫になるまでどうせまた生きるしかない。」




たなか@aaaaaa_paru2025年10月10日読み終わったとにかく苦しくて、他の本を読んで息継ぎしながら3ヶ月かけてやっと読了。 朝井リョウさんの書く物語はとにかく読んでいて辛い。 万城目学さんの解説を読んで、ああ、「実」の物語だからこんなにしんどいのかと腑に落ちた。 こんなに苦しくても、私はきっとまた朝井リョウさんの物語が恋しくなって手に取ってしまうんだろうなと思います。
ばるーん@ballo____on2025年9月12日読んでる『健やかな論理』を再読! やっぱりこの短編集を長編化したものが『正欲』だと思う(だから朝井さんが『正欲』を書くのに驚きはなかった。内容ではなく) ジャンプする前にかがむ感じの作品。






- よま@daays392025年7月28日読み終わった短編集なので主観も境遇も篇毎に異なるものの、人並外れない不幸や息苦しさを抱える登場人物たちに感情移入しながら読み進めてしまった。 解説の万城目学の妙文は、全編の解像度をブチ上げてきた。 "どうしても生きてる"の主語はすべての生身の人間であるからして、誰が読んでも何かしら刺さるものがある作品なのではないでしょうか。





あおい@booklover_aoi2025年7月12日読み終わったKindle Unlimited@ 自宅2025.7.12読了。 前編読み終わって、「正にこのタイトル通りだった」と思いました。 一編目の『健やかな論理』は本当に私も思うことがあったので言語化してくれてとてもすっきり。 婚姻生活を営んでいない妙齢の女性ということで腫れ物みないに扱う風潮あるよなーと思いました。 身内の方が露骨だったり。 それは「健やかな論理」に当てはまってない、異物になってしまっているからなのかも。 おかざき真里さんの『ずっと独身でいるつもり?』にも通ずるものがある気がしています。 独身と離婚経験者という違いがあっても、落第生、腫れ物、みたいな根本の扱いは一緒のような。 朝井リョウさんは物事をよく観てよく考えている方なのだな、と感心しました。 『籤』も印象的でした。 性別で外れ籤、確かにそうかも。 男女の立ち位置の差は『そんなの痛いに決まってる』の良大の意識の変化からも読み取れるように、「男だから」収入が上でありたい、「男だから」仕事に集中したい、なと、主語が自分じゃなくて男になる人ってリアルでも結構な比率でいるよなーと思いました。 「男」であるために不当に女を扱う人もいるし、そういう行動を正当化するために自分は「男」だから、という人もいる。 リアルに描かれすぎてて読み終わってすこししんどいです…笑 朝井リョウさんは男視点も女視点も描ける稀有な作家だなと思いました。 人間の本質を観る力がすごい。 身近にいる人たちの内情や内面を見てしまった気持ちになりました。 これは他の作品も読まないと。






ねう@neuawai2025年6月28日2025年KU全書気になっていて、ついに読み始めた。朝井リョウ、このなんとも言えないダークな感じがすごくいい。わかりみが深い。この感覚が「わかる」って思えるのって、ゆとり世代以降だけなんだろうか?その前の世代にもわかる感覚なんだろうか?Z世代はどうだろう?ってのが、なんかすごく気になる。
t@tm_10332025年4月5日読み終わった救いも希望もない物語。でもそれって現実の話でもある。そういうお話が私は求めてるんだなぁと思った。 健やかな論理とそんなの痛いに決まってるが特に好きだった。


Yooki@ange__blanc2025年3月26日読んでる何者や正欲で印象に残ってた朝井リョウさんの本を久しぶりに買ってみました。全6編の作品。今3編読み終えたけど、既に朝井さんが綴る文章に感服してます、、
猫@mao10122025年3月6日かつて読んだ皆、別に死にたいわけじゃないけど…そんな息苦しい世の中で必死に生きてる。 世の中に蔓延している息苦しさを背負って、これからも、どうしても生きていくしかないんだよね。生きてるだけでえらい。 この本を読んでいると、自分がいかに他人より自由に暮らしているかということを改めて再認識した。私の場合は自由というか、適当というか…私たちは『健やかな倫理』に生かされていると思うと同時に、『健やかな倫理』に殺されている人もきっと世の中にはたくさんいる。
ink@aslan__2025年1月6日読み終わった吉川の「誰にとっても誰でもない存在として〜」のくだりが心に残った。歳を重ねるごとに、誰でもない存在として声を上げることが許されなくなっていく世界で、誰もが声をあげたくて仕方なくて、、、、、、ガレージで泣く子どもに思いを馳せるのは、その発露を羨むからなんだろうな、という。
- はせあや@haseaya111900年1月1日読み終わったKindle UnlimitedKindle Unlimitedにて読了。25年7月。 『どうしても生きている』 健やかな論理→単純なAだからBになる、で全て説明できる世界だったら楽だったのに。何かインパクトのある出来事が無くてもふとした時に死にたくなることに共感。 『そんなの痛いに決まってる』 頭の中で湧いてくる沢山の言葉を篩にかける感覚にめちゃくちゃ共感。 信じられないような状況でも現実は止まることなく続いていく。どの話も都合良く救われることがないから、この重い余韻に現実の私は救われている。









































