
オムロちゃん@ゆっくりレモン
@Omuro
2026年9月16日
国宝 上 青春篇
吉田修一
読み終わった
処理しきれないほどの激情を押し付けられて、今も息苦しい。
国宝 青春篇を読み終えた。
とにかくまだ、モヤモヤしている。
でも、普段ほど多くを語れないほどに、俺の心は芯を喰われてしまったみたい。
映画として話題作ではあったし、映像美がすごいという噂も聞いていたから、正直その程度の気持ちで読み始めた。
主人公、喜久雄という人物だけを見れば、碌でもない人間ではある。
ただ、あの時代に役者として生きることを考えれば、そんな生き様すら、この一冊の中では美徳なんだと思う。
幼少期から始まった壮絶な人生。そこで出会った人々との繋がり。フクロウを背負った生き様。
それらを思い出しながら、30代までの壮絶な道のりを心の奥にぶつけられた。
やっぱり狂ってるとは思うけど、恐ろしくカッコよく見えてしまう。
内容に関して語るのは野暮と思わせてしまうほどの、物語。
言えるのは、最後まで反逆という気持ちを抱かせ、心の底から俺は喜久雄を応援したくなる。
希望を言えば、ハッピーエンドが見たいが、ただ、そんなチープな表現に、この物語は収まらないんだろうな。
最後に、徳ちゃんもちゃんと幸せになってくれ。