数奇 "自転車泥棒" 2026年9月16日
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@suuqi
2026年9月16日
自転車泥棒
呉明益
,
天野健太郎
読み終わった
同著者の『複眼人』が好きだったのでこちらも読んでみたが、マジックリアリズム的な『複眼人』とはまた異なり、台湾の様々な歴史を背負った人たちの人生が描かれた作品だった。失踪した父が乗っていた自転車の行方を追ううちに様々な人と出会い、その人たちの過去を知って行く。人生の取り返しのつかなさを思わずにいられないほど胸が詰まる話が多く、特に戦争のため処分される動物たちの話はとても悲しかったが、後記にもあるように、ただペダルを漕ぎ続けて行けばよいのだという希望もどこかに感じられ、ラストシーンはとても美しいと思った。
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