自転車泥棒
41件の記録
- 夏至@pixied82026年6月16日読み終わったわー、面白かったー。 台湾で摂取したものを過大評価してしまう自覚はあるのだけれど、すごく面白かったー。著者が後書きに書いているように「この小説は第二次世界大戦史、台湾史、台湾の自転車史、動物園史、チョウの工芸史…などと関わりがある。執筆の過程でそれらが自分の知識量を大きく超えていることに気づいた」。これらの広い範囲を理解し思考するために1冊の小説にまとめ上げたということだ。だから私たちは主人公の父親の自転車探し、というなんてことないようなスタートから信じられないくらい深いところへ連れて行ってもらえる。そして日本ではあまり知りにくい、日本の戦争史の一部。それはヘイトでもなく、万歳でもなく、不思議と安心して読めた。 一度で全体を俯瞰できたとは言いがたい。だからまた丁寧に再読する機会を持ちたい。

すゆ@suyu122026年6月10日読み終わった父が乗っていた幸福印の自転車を軸に、様々な物語が交錯していく。 台北市内を駆け巡る様やラオゾウが潜った水中、マレーの神秘的な山々、ゾウの記憶等… 異国の多様な人、モノの視点で描かれており、読んでいて時空を超えてトリップした気分になった。 自転車は、乗ってきた人々の歴史や思いも繋いでいる。 本を通じて、自転車そのものに何か壮大さやロマンのようなものを感じるようになった。- 夏至@pixied82026年6月5日読んでる台北旅行中にも読んでた。呉明益3冊目だけど、どんどん好きになる。 p.211「アッバスはマレーシアの揚げ麩とホットコーヒーで朝食を済ますと、」マレーシアの揚げ麩はどんなだろう。油条のことだろうか。


- どの@kadon2026年5月23日長編小説ではあるんだけど、いろんな人、時代、場所の物語が重なって一つの世界が描き出されている。何回でも読み返せるし読み返すたびに断面が見つかってそうこれはミルフィーユ(?) 台湾の近代史よく知らなくても最高のきっかけになれるし日本という国がどんなに台湾に影響を与えてきたのかがよくわかる。 あとこの挿絵描いたのもこの作者らしいんだけど多彩すぎんか?

しき@syiki2025年8月20日読み終わった台湾を舞台にした長編小説。主人公が探す一台の自転車、そこから幾つもの物語が呼び起こされる。戦時の過酷な行軍、父と子、戦時の動物園、自転車の価値、戦時の友情と死。時を行き来しつつ進められる物語は複雑に絡みあっていて、何度もページを戻った。それだけに一つ一つ入り込み、一兵士ではどうしようもない戦争や、ゾウたちの境遇にふかい悲しみをおぼえた。 すべての物語に現れる鉄製の自転車はそれぞれに何人分もの歴史をもち、ふるびて静かなたたずまいで現代に立つ。「時間は多くのものを盗んでいき、そして多くのものを手放していく。」




いとま@itoma2025年8月18日読み終わった毎日毎日、少しずつ読み進めました。一気に読むのが惜しくて。製図用のペンで描かれる風景画のような、緻密な、それでいて空白があり自分を重ねられるような表現にずっと憧れを抱きました。人生の節目にもう一度読みたい作品です。


ヒナタ@hinata6251412025年5月31日読み終わった一台の自転車から始まる家族の記憶と台湾という国の歴史の物語。お話としてすごく面白いのはもちろん、日本に支配されていた時代の台湾の情景を読めて良かったなと思う。ゾウまでもが戦争に巻き込まれててつらい。ゾウ目線のパートもあります。


うみぶどう@umibudou2023年8月28日読み終わったかつて読んだ失踪した父と共に消えた自転車の行方を辿るうち、様々な人と出会い過去の記憶が繋がっていく。蒐集家たちとの出会い。メールで届いた物語の断片。潜水の記憶。戦争とゾウの歴史。バラバラな話が少しずつ重なり一つの大きな絵になっているよう。時間をおいて再読したい。




























