
猯
@647k38
2026年9月16日
我が手の太陽
石田夏穂
読み終わった
溶接や金属加工の専門用語とかいっぱい出てきて、かっけー!って楽しかった!
ティグ溶接とかスパッタとか…いろいろ!
よく分かんない用語出てきてたのしいの、SFみあって好き
理解や想像がしきれてないかもだけど、火を扱う職の厳粛なさま、金属への畏怖と人間の技への矜持は、自分なりに感じ取ったつもり
なぜならぼくは火や鉄がカッコイイものだと思ってるから
存分に味わえて楽しい!
実際に溶接工に従事してる方が読むとまた違う読み方になるのかもしれず、感想が聞きたいぜ
純文学よりだけど、台詞とかやり取りとかもリアリティ感じて読みやすい
自尊心と矜持は、他人と自分を線引きするもので、それは見下したりする効果もあって、見下す対象は他人から自分に代わることもあって、高みへ引き上げることもあれば凋落の弾みをつけてしまうこともある
職に関わらず覚えがある感覚で読んでて「あ! あぁ、ああ〜……」って感じで苦しくも馴染みもある感じ
そういうの置いといて、現場ってこんな感じなんだとか、プラントとビル工事の感じの違いとか
監督の人によって現場がピンキリなところとか
だから「監督」って言うんだわ
そういうのが面白かった
謎の検査員、純文学でよくある夢現の人物って感じだ、いいね
ラスト前で言ってたけど、もう一人自分だと思う
「工事現場の人」という味噌糞いっしょに扱われたくないから?
ラストがちょっと分かってなくて、手が温かいこと・硬いことを肯定的好意的に書いた描写あったっけ?って読み直したけど見当たらない
牧野の手は冷たい 声は黄色い
彼の手は、もう火と鉄を扱う資格を失ったんだと思う
安全と現場を自分のいいように作り替えた、火を使って鉄は作り替える力とは全然別のやり方だ
自分の力で鉄切ってるわけじゃない
のと同じで、現場作ってんのはクソみてぇな監督だとか同業や鳶や、人間とルールだから、戸田くんみたいにそれを使って変形させなきゃいけなかったのに
検査員が熱く硬い手で振り払うので、伊東のもとの手はそのようだったのだろうと思う
それをもう一人の自分、自分を裁き検査し他人と自分を区別つけ、自分を指さして指摘する存在に奪われた、あるいは没収された
のかな
だからって人でなしになるとかそういうわけではないただの人になるだけ
溶接工でなくなるだけ





猯
@647k38
イップスだ!
スポーツになんか似た症状みたいなの、なかったっけって気になってた
クラムジー、ジストニア
伊東に起きたこと、ってわけでなくて、そのような不調を呼ぶ名称がありそう〜ってだけ
頭脳労働者(この言い方あってんの?)でもよくある、今まで裁けてた仕事ができなくなる不安感
仕事を自分の形成する一部、アイデンティティにしていて、それが失われたり変質したりすることの恐怖感
みたいなの
もちろん家事従事者にもある
なんだろうな、これ