我が手の太陽
19件の記録
LUCiA@gogo2026年5月3日読み終わったこの人の本を読むのは3冊目になるのかな。そうか、1冊ごとに舞台というか、世界というか、業界というか、丸ごとイチから作っていく人なんやね。 この本の業界は溶接のプロが主人公だ。専門用語はよく分からなかったが、分からなくても十分その危険さとか特殊さのようなものは伝わってきた。『プロジェクト ヘイル メアリー』のような感覚。工事現場、建設現場と言っても、建設物や場所、請負業者によって、作業員の人たちのモチベーションが変わるんだなーと、当たり前と言えば当たり前のことに新鮮な発見があった。最寄駅から私の職場までの道すがら、もうずっと長く工事している現場があるのだが、その長さにも理由のあるのが分かった。連休明けからは工事現場への関心具合も変わりそうだ。 それにしても、この本は最初から最後まで、ずーっと心臓がぎゅーっとしたまま、超特急で読み終えた!危険物を取り扱っている描写、危険な現場でさらに危険な行為に及ぶ主人公、集中力の必要な作業中に思考が逸れていく、、、もうっっ!次何が起こるんだろう!馴染みのない業界なだけに、予想がつかず、余計にハラハラした。この石田さんの本はこれからも追い続けよう。
にこ@lalecture8232026年4月30日読み終わった職人" 溶接工 "の話 「俺の仕事は誰にでもできるお前のとは違う」 「俺はただ工場現場の人ではない」 「高温を扱う溶接工は花形なんだ」 「自分の仕事を知らない奴が偉そうに語るな」 「じゃあお前が溶接してみろ、出来ないだろ」 自信が揺らぎスランプに落ちかけてる時、人はこんな言葉が出てくるのかもしれない この後味の悪い苦しい言葉の裏には 大丈夫か、俺 このままではまずいのではないか この俺が、ミス…? こんな不安が隠れている 何かを極めた人の心の葛藤が見えました 自分の能力を誇りに思い、懸命に磨いてきたからこそだと思いました
あさだ@asadadane2026年1月10日読み終わった小説すき溶接会社の品質管理部門に勤めていたことがあるので「品管に溶接工の気持ちはわからない」という言葉にぐさぐさ刺された、正にそのどうしようもない軋轢みたいなものが辛かったのが退職理由のひとつでもある… あらゆる界隈に言えることだけど、抗えない衰えにより矜持が変貌してしまうのは哀しい
高橋|青山ブックセンター本店@frog_goes_home2025年8月15日読み終わった石田夏穂作品にしては珍しい、いわゆる一般的な会社員小説ではなくむしろ正反対(?)の職人小説だった。溶接まわりの専門用語が飛び交っていてなんのこっちゃ?と思いつつ読み進めていたが、いつのまにかのめり込んでいたよ。それどころか今の自分の境遇への悩みをザクザク切り開いていくような手捌きだった。肉体および能力が歳とともに枯れていくのは仕方ないにしても、これとどう向き合えるか、そしてどう対応するべきか……その極端を痛々しいまでに表現した傑作でした。アイデンティティの置き場所は自ら決めることができない、そのやるせなさたるや。















