タケチ カツエ
@katsue
2026年9月17日
やさしいがつづかない
稲垣諭
読み終わった
読みやすい哲学書をと思って手に取った。
やさしい語り口(ここにもテーマのやさしいが出る)だが、やさしいは痩せるを語源に持つ、くみし易いそういった制圧的な意味を持つことにまず驚きの発見。
自分が疲れたり弱ったりするとき、自分より弱い人を攻撃する、というかフリーライドをしていると感じる人を総攻撃する場面によく会う。かつてわたしもよく攻撃していた、ついこの間まで。
でも戦火の下にあるガザに大きな憤りと悲しみを感じるし、ネパールの災害も熊本の災害も我が身の快適さに申し訳なく思い、何かできないかと寄付をしたりもする。
そのアンバランスさを、自分でもとても持て余していた。ここをとてもわかりやすく説明してくれる。
人は生まれながらにカインドネスを持っていて、それを育てる環境があるということ、憎しみの感情は実は優しさの感情の数倍根強いものだと巻末に書いてある。
絶対の善を自分は持っていると信じているなら、是非に読んて欲しい本である。
わたしは出会えてよかった。






