やさしいがつづかない

116件の記録
- Malt@Malt2025年10月5日読み終わった「やさしいというのは、あなたがもつコントロールの権利を手放し、それを相手に委ねる行為である」 (p.57)というのがやっぱり印象的。初めは、難しく書いてある!なんでコントロール?気持ちや感情の話ではないの?となった。読み進めていくと確かにと思うばかりで、そりゃ他人にやさしいは続かないよな〜と。 やさしいを知覚できたので、やさしくできない (できそうにない)ときに自分のことを見つめなおし、前よりうまく対処できそうかな。 最後の章で、悪意について触れられていたのもよかった。時々自分の悪意を強く実感する場面があり、どちらかというとやさしいが続かないより悪意が生じてしまうことを思ってこの本を手に取ったのでした。
- さーちゃん@cong_mei2025年10月4日読んでる表紙がかわいい。 時々私に対して「やさしいね」と言ってくれる人もいるけれど、なんだか違和感があった。冷たい言動を取ってしまうし、意地悪な気持ちを持っていることもある。筆者も書いている通り、やさしさというのは性格や気持ちのことだと思っていた。 でも「やさしいというのは、あなたがもつコントロールの権利を手放し、それを相手に委ねる行為である」というのが筆者の主張。 一つの例として、外で水たまりを見つけた子どもとその親が出てくる。子どもは水遊びをしたい。親は、着替えもないし車を汚すかもしれない、洗濯物も増える…と色々考える。それでも子どもの遊びたい気持ちを考えて、「いいよ、もう入っちゃいな」と許可する。このとき、親は子どものコントロール権を手放している。さらに言えば、靴や洋服を洗ったり、玄関の掃除、お風呂に入れることなど、労力や時間を子どものために使うことになる。そうした意味で自分が持っている体力や時間のコントロール権も手放し、相手に手渡すことになる。 そして、「やさしさはいつでも行動と結びついている」という。コントロール権を手放す時の実際の発言や行動で示されるのがやさしさ。だからそもそも難しいし、毎回はできないものだと。 これを読んで、私の中で確実にほっとした部分がある。そうだよね、やさしくできないときあるよね、って。 そんな気持ちになったときは、「ああ、私は今この相手に自分のコントロール権を手渡せないのだな」と考えてみると良いのだという。もしくはその逆に、「私はこの人のことをコントロールしようとしてしまっているが、本当にそれは今、必要なことなのだろうか」という問いかけも有効みたい。 ひとまず、自分の中での「やさしい」が転換された。3章には「やさしいがつづくために」という副題がついているので、先を読み進めたい。
- miki@mikis2025年9月26日読み終わったやさしい=「性格」ではない。 やさしいとは、行為。 相手のために自分のコントロール権を手放すこと。 そして、その責任を請け負うこと。 この間、大切な人を傷つけた。 完全に私が彼をコントロールしようとしてしまっていた。 私が人間関係のモードを間違えていた結果だった。 彼は、いつも私のためにコントロール権を手放してくれていたのに。 彼のやさしさは性格じゃなかった。 彼の器の大きさと、私なんかが到底及ばない経験値だった。 明日きちんと謝ろうと思う。
- はれのちあめ@harenochi_ame2025年9月25日読み終わったなんで優しくできないんだろう。 なんでこんなにイライラしちゃうんだろうと思って手に取った本です。 どうすれば優しくできるかが書いてある訳では無いですが、寄り添って優しいについて紐解いてくれる本でした。 自分の感情を一緒に紐解いてくれたので、自分にも寄り添うことが出来、イライラや優しいの理屈が少しわかったのでより自分の感情に寄り添えるようになる1冊でした!
- riho@skirh6232025年9月23日読み終わった友人へ抱く負の気持ちや同僚に優しくできず悩まされていた時にこの本を見かけ、まさに知りたかったことが書いてあるかもしれない、と思い手に取りました。 「こうすればやさしくなれる!」というハウツー本ではなく、やさしさとは何かを丁寧に易しく、そして思慮深く紐解きながら説いてくれる内容で、深く内省・内観するための支えになってくれました。 やさしさだけでなく、現代の息苦しさや日常に潜む他人の殺気の原因についても通ずることが書いてあり、己を省みて、周りを見渡す良いきっかけになりました。2周目を読み終えて、以前よりも歯を食いしばっていないことに気づきました。 読むことができて本当に良かったと思います。これからの日々の中で、お守りよりは明確さがあり、教科書よりはやわらかさのある、そんな大切な一冊になりそうです。
- nogi@mitsu_read2025年9月23日読み終わったやさしくできないときにどうしたらいいか、という本ではなくて、やさしさってそもそも何か?を分解してくれる本。 やさしすぎるよ、と言われることが多い一方で、やさしくできなかったな、と自責の念に駆られることも多く、やさしいってそもそもなんなんだろう、とぼんやりどこかで引っかかっていたので、とてもわかりやすかったし、気持ちに寄り添う形の本だなぁと思った。 「貸し借りの呪い」が「分かち合い関係」のなかに入り込む、という話が自分の人間関係には当てはまりがちで、言語化されるとそういうことかと腑に落ちた。 でも今の社会、環境において、それを完全に解消することはおそらく無理で、それでもやさしくあろうとするために、まずは自分に余裕を持つための時間をとって、やさしくできたときは大袈裟に自分を褒めて認め、やさしくできなかったときは、それがどんな環境でできなかったんだろうと客観的に考えてみること、が、できるようになればいいなと思った。
- 本読みの穴@youkzoo2025年9月17日読み終わったいつもやさしいことがいいことだと思っていて、どうしてそうなれないか悩んで、落ち込んでいた。でもこの本を読んで、やさしいという形のないものが、対人関係における形のあるものになった気がする! 本文の事例と自分の日常場面を比較して落とし込みながら、あの場面のやさしさはよくて、あの場面はやさしくないのが正解だったんだとかも分かった。 コントロール権を奪われることが許せる時もあれば、そうでないときもあって、相手をコントロールしたい時ももちろんある。でも、個々の場面で自分を顧みることで、なんというか少し、余裕をもってやさしさを表現できるかもしれないと希望ももてた。読めてよかった!
- スコスコのスコップ@sukoppu_sukosuko2025年9月17日読み終わった良い本だった! やさしさとは何か やさしさが続かない理由 どんなときにやさしくなれるのか そして最後に悪意について 締めくくりに「悪意」を置く意外性というか、 これがあるおかけでより多面的になるというか 本を読んでる間、ああやっぱりあの人はやさしい人だと 心に浮かぶ人がいた そう思えること自体が幸運だと思った
- さみ@futatabi2025年9月10日読み終わった哲学者のような自己啓発書のようなふしぎな読後感だったな 自分が仕事におとしこむにはまだ線を結ぶための点が足りないと感じていて、それはやっぱり、仕事には人文的なマインドで向き合えないなあ(いつかできるのか?)という実感になりました
- さみ@futatabi2025年9月9日読んでるやさしいがつづかないので読みはじめた 2章まで ここまでだと、自分のやさしいがつづかないのは ・責任を自分で引き受けようとしがち ・未来の分岐ルートを多めに想像しがち ・人を信用しないようにセーブしがち がミックスされた結果、遮断が効率良くて身の安全を保てると体感してきたからだなと思ったんだけど そっか〜で終わらないといいな 信用できていない人にどうやさしさを差し出し続けられるかが私の中のトピック たぶんそれが必要なことだから……
- にこ@lalecture8232025年9月6日読み終わった「自分さえ我慢すれば、うまくまとまるから…」 と、つい考えてしまう人にオススメです。 私達の「やさしい」が続かない理由が書いてあって、 納得しました。 アンパンマンを忘れずに自分の土壌を整えます。
- そーあいすや@aisu03012025年9月5日読み終わった時々、人に優しくすることができなくて悩んでいましたが、この本を読んで優しくすることの難しさを実感しました。また、はじめてこのようなジャンルの本を買ってみたのですが、本当に良かったです!!新たな本の一面を知ることができました。
- hiroko.yane@komischrk2025年9月2日読み終わった2025年読了本よく売れてるので気になり読んでみたら、おもしろかった!やさしいは性格ではなく、自分と他人の間のコントロールの問題だという説明は、とてもすんなり腑に落ちた。 表紙やタイトルから心理学的な本だと思って少し敬遠してたけど(あと出版社…)、著者は哲学者だった。そしてすごく優しい文章で、わかりやすい。この本、もう少しがっつり哲学要素盛り込んでちくまプリマー新書あたりで出てたら売れそう。
- 犬川@nekoiruyo2025年8月27日読み終わったわたしがいちばんやさしくしたい相手は自分の子どもで、でもいちばんやさしくできない相手でもある。 一緒に過ごす時間も長くて、彼らに「やさしい」でいるためにはたくさんのコントロール権を手放さなければいけない。 「やさしい」であり続けるってすごく困難だけど母親には標準装備されてると思われがちじゃない?
- つばめ@swallow32025年8月20日読み終わったやさしさのためにはやはり余裕が大事だなと思う。 現代は自分でコントロールする範囲が増えていて、それがやさしくできないことやいらだちに繋がってるというのはなるほどなあと思う。だからこそ、そういったものから離れてぼーっとするような何もしない時間を作ることが大切。 最近休みの日も色々なことをしなくちゃと追われがちなので、散歩したり、瞑想したりして自分の中の余裕を作りたいなと思う。 やさしいとは、 ①コントロール権を手放し、相手に委ねること ②その結果、起こることの責任を引き受けること "やさしさはいつでも行動と結びついている必要がある" "現代社会を生きる私たちは、セルフコントロールの範囲をとにかく増やすことに躍起になっているともいえます。…他人を思いやり、他人の顔色をうかがってばかりで自分のやりたいことができないと、人は身もやつれるほどつらくなってしまいます。それは自分の生活におけるコントロールできる範囲(自由)が奪われてしまうからです。" "人は責任が問われないからこそ他人にやさしくできる、ともいえそうです。無責任でいられるかぎりでのやさしさが存在するのです。" "対話は愉快でなければつづきません。だからこそ親しい間柄であっても自分の意図を共有したいと望むのであれば、どんなことでも言葉にすることが必要です。"
- ゆけまる@yukemar_142025年8月17日読み終わっためーっちゃよかった。 「やさしい」は気持ちとか感情とかそういう柔らかい話ではなくて、「コントロールと責任の話」。そうやって分解されるとやさしいってことの見え方が全然違ってくる。 直近のモヤモヤ・イライラも、コントロールの問題だったのかもしれないって、自分を振り返ってよりよく知るための特大のヒントをもらったような気がする。
- ねこきち@nekonote72025年8月9日読み終わった「人にやさしくなれない瞬間に自分がおかれたとき、「自分は今、コントロール権を手放したくないんだな」とか、「相手をコントロールしたい欲望に駆られているな」などと自分の中で起きていることを客観的に認識し、ちゃんと言語化できるようになれば、それはあなたの余裕の力を育むことになります。」 やさしいはつづかない、そういうものだからやさしくなれない自分を責めなくていい、ということを前提にしたうえで、そのメカニズムを解説していく本。 やさしい🟰コントロール権を手放した状態、と定義している。この本の内容を思いだせば、やさしくなれないときに冷静になれそう。 個人的に1番へぇ!と思ったのは、身体のメンテナンスとして1日20分程度、天気のいい日に芝生や木々のある公園のベンチに座ることが効果的だということ。
- 山田志穗@yamadashiho_2025年7月24日読み終わった@ スーパーカボスプラスゲオ 二の宮本店やさしいがつづかない、やさしくしたいのに...と願う人は、この本でふっと力を抜けると思う。やさしいは性格や才能じゃなくて、やさしく居られる状態や環境によって生まれるもの。だから、やさしくあろうとする人は必ずやさしくなれる。やさしい空間や社会をつくることも、必ずできるんだなとうれしくなった。