
ロッタ
@rotta_yomu
2026年9月16日
ファイア・ドーム(下)
辻村深月
読み終わった
ぐわぁぁっと分厚いミステリーの一気読みでしか満たせない読書欲ってあるよね〜。な〜んも考えずに、ひたすらページをめくって、ストーリーにのめり込んでいく陶酔感は、ミステリーでしか満たせなかったりする。ただ、そこは辻村深月なので、単純なミステリーの快楽で終わるわけがなく、メッセージ性があるわけです。
罪に問われることがない、無邪気な噂や好奇心。それによって心を壊されていく被害者たち。誰かを傷つけるつもりなんてなくても、面白そうだから、知りたいからと、他人の痛みを消費して、消費したことすら忘れてしまう。
読み終えて残るのは、事件の謎が解けていった爽快さだけではなかった。それでも人を信じたいとき、辻村深月の小説はいいのかもしれない。わたしには、眩しすぎたけど。






