
おみみ
@omimi292510
2026年5月6日
この夏の星を見る
辻村深月
読み終わった
2020年、あの日あの時、誰もがままならない毎日を過ごしていた。時が止まるとはこういうことなんだと実感したあの年に、「空はどこでも繋がっているから」と動き出した高校生がいる。
生徒たちが懸命にこの一夏を自分たちのものにしようと奔走する姿も心惹かれるのだけれど、私は先生たちがオンラインミーティングをする終盤の場面が、忘れられない。
綿引先生の言葉は、そのまま辻村さんの想いだろうし、それは「失われたよね、なかったよね」と言われ続けた、思い続けた私の手当てでもあった。
失われたものや奪われたものと、得られたものを天秤にかけなければならなかったあの日々に対して、そう思ってくれる大人がいることを、どうか忘れないでほしい。

