
時雨崎
@rainstormbook99
2025年4月7日

読み終わった
一人称の文体ではアレを疑えというのはミステリファンの義務教育だよ。
なのになんでこう…解けきれないんですかね。
確かに一回疑ったし、よく考えればもう少し迫れたはず。ヒントはタイトル。く"や"じい"。
事故で婚約者をなくした主人公の男がとある別荘に訪れる。彼の婚約者の父は大きな会社の社長で、彼女の死後も懇意にしていて休暇として招かれていた。親戚や友人も集まっている。
そこに突然強盗に押し入られる。ここが面白い。
強盗に脅されている状況で殺人事件が起き(強盗は犯人ではない)そして婚約者の死の不審な点も明らかになっていく。
テンポが良い。ここの展開の先読みはそんなに難しくない。なのに、解決パートと思しきところで明らかに残りページが…余っている…!
絶対何かある!のは分かっていてもなかなか解かせてくれない。さらっと読めるけど満足感のある一冊。

