
ふるえ
@furu_furu
2026年9月18日
急に具合が悪くなる
宮野真生子,
磯野真穂
読んでる
"この経験を思い出すと、そもそも「選ぶ」って何だろうと思うのです。合理的に比較検討することはできるけど、私たちは本当に合理的に「選ぶ」ことなんてできるのだろうか、
そんなふうに「選ぶ」ことが「選ぶ」ということなのだろうか、と。結局のところ、何かに動かされるようにしてしか決めることができないのなら、選ぶとは能動的に何かをするというよりも、ある状態にたどりつき、落ち着くような、なじむような状態で、それは合理的な知性の働きというよりも快適さや懐かしさといった身体感覚に近いのではないか、そして身体感覚である以上、自分ではいかんともしがたい受動的な側面があるのではないか、と。"
磯野真穂、宮野真生子『急に具合が悪くなる』(晶文社)p.50,51
「選ぶ」ということが合理的ではないことも今までにたくさんあって、そのたびに自分は堪え性がないというか、現実を見るのが下手だなと思っていて、「選んだ」と言えるのかと思っていた。今もそれは変わらないけれど、何かに動かされて決めたことも「選ぶ」ということになるなら、「選ぶ」経験はこの体に蓄積されているのかもしれない。
