
本屋lighthouse
@books-lighthouse
2026年9月18日
遠きにありて、ウルは遅れるだろう
ペ・スア,
斎藤真理子
読み始めた
わからん祭
次回の「わからん文学読書会」の課題本を読み始める。順調にわからなくてうれしい。でもここは、わからないけどとてもよい。わからなくてもとてもよいと感じられるなにかがある、というのは贅沢な奇跡なのではないだろうか。
そうではないと黄色いワンピースの女が首を振った。贈られたというのは、その子と同時期に生まれたルーマニア産の牧羊犬にその子と同じ名前がつけられたという意味だと。子供は首都に住み、羊飼いの犬は牧童の家族と一緒にカルパティア山脈の奥の高原に住んでいる。犬と子供はおそらく生涯一度も会うことがないだろう。だが贈り物とはそういうものだ。名を与えること。そして彼女は我々に、自分と同じ名前が贈られた最初の動物がいたかと尋ねた。(p.21)

