読書日和 "明治実業家の知識・見識・胆識" 2026年9月19日

読書日和
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@miou-books
2026年9月19日
明治実業家の知識・見識・胆識
『絢爛の法』を読んだ後で、気持ちはまだまだ明治時代にどっぷり。笑 渋沢栄一、岩崎弥太郎、大倉喜八郎など、9人の実業家が、激動の明治にどんな課題に向き合い、どう道を切り拓いていったのかを描いた本。それぞれの生き方も、時代の中での突き抜け方もすごい。 岩崎弥太郎に対する見方がかなり変わった。笑 高知を旅行したときには生家へ行ったし、上野の旧岩崎邸庭園など、ゆかりのある場所も訪れて少しは知っているつもりだったけれど、「こういうタイプの人だったんだ。言われてみれば確かに……」という感じ。 この中では、大倉喜八郎の生き方、駆け上がっていく姿に一番惹かれた。 最後に紹介される「知識・見識・胆識」。 知識は選択肢を広げるもの。見識は自分の判断軸で決断する力。胆識は結果を出すまでやり切る力。 この中で特に気になったのが「見識」だった。 幕末の志士や明治の実業家たちは、中国古典や歴史、宗教、現場での経験などから、自分なりの判断軸を身につけていったという。 情報が今ほど多くなかった時代なのに、海の向こうまで見据え、50年先、100年先を考えていた人たち。 一方、現代は情報があふれていて、知識を得る機会は多いけれど、その中から何を選び、何を信じ、自分の判断軸をどこに置くのかが難しい。 最後の「もしも明治の実業家たちが現代に生きていたら」という妄想も、「うんうん、そうかも」と楽しめた。
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