橘海月 "新しい恋愛" 2026年9月18日

橘海月
橘海月
@amaretto319
2026年9月18日
新しい恋愛
新しい恋愛
高瀬隼子
何とも言えない、味わい深い恋愛を描いた五つの物語。 中でも、身体の関係だった先輩が退職し、押しつけられた花束を抱えて彷徨う姿を描く「花束の夜」姪が憧れるロマンティックな恋愛にゾッとして、恋人にロマンティックなプロポーズをさせないよう振舞う「新しい恋愛」年の差婚に驚きと羨望を抱く「いくつも数える」が印象的。 「いくつも数える」は特にリアルだった。職場で尊敬され慕われる課長が26歳下と結婚した途端「気持ち悪い」と思われる感覚や、一回り上の女性から飲みの誘いを受けつつ、15歳下の女性に惹かれる男性の心模様が丁寧に描かれていて、なんだか考えさせられた。ある人にはただの記号で、ある人には絶対的となる年齢差。若い人に惹かれるのはかわいいからか?かわいさが年齢に反映されているのなら、自分は結局年齢に惹かれているのか?と逡巡する様も含めて何とも言えなくなった。
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