新しい恋愛

55件の記録
- かゆ@kyn_kn2025年7月2日買った読み終わったまた読みたい『おいしいごはんが食べられますように』からずるずるとハマり、気づけば全作読んでしまった高瀬さん。この短編集も高瀬さんの作品が好きな人たちにはたまらないものばかり。 美しい文章の中に不穏や恐ろしさがある作品が好きなんだね、と本をよく貸し借りしている友人に言われて、たしかに…となった。 高瀬さんの突くポイントは恐ろしいけれど、共感もしてしまうので癖になる。
- 七@mi_sprout2025年6月29日読み終わった「いくつも数える」 歳の差恋愛についての話。歳の差があると、本人たちの間にどんな感情があろうと、第三者は気持ち悪いと感じてしまうよね。若い人を好きになる時、好きの源にあるのは年齢なのか、それとも別のものなのか。 天道課長とお相手の女性はおそらく純粋に愛し合っていて、お互いの間に子供も宿して幸せに生きていくはずで、でも周りの人はそんな2人の感情にはお構いなしで、その歳の差だけを見つめて気持ち悪いと思ってしまう。 恋愛小説として異色な物語ばかりが収められていてとても面白かった。
- 涼元風花@suzu_fuuka2025年6月23日読み終わった人が表には出さないかもしれないけど心の中で抱く複雑な感情と思考の機微が絶妙に描かれていてとても面白かった。読みやすいのに、すごく濃厚で読み応えあり。 よくもそんなところに着目して小説として成り立たせるなぁ…!と感嘆の気持ち。 高瀬さんの作品もっと読んでみたい!
- 七@mi_sprout2025年6月19日読んでる久しぶりの読書。最近は執筆の方に集中してしまっていた。今日は有給を取って出かけたので、出先で読書。 「新しい恋愛」 本当に、新しい恋愛、新しい時代の恋愛の話。父親の浮気を、「おじさんになってもまだ人を好きになるんだ!」とポジティブに受け止めているみねねの姿が理解できなくて印象的。高瀬さんは、理解できない人の姿を描くのがうまい。
- 梨@peruru12025年6月10日読み終わった再読 最初に読んだ時に「…?」となった部分が多かったので、もう一度読んだけれどやはり自分の恋愛経験が少ないが故に「共感」と言うものをするのが難しかった。 でもいろんな恋愛があるし、いろんな人がいるんだよなと思わせられる作品だと思う
- はぐらうり@hagurauri-books2025年6月2日読み終わった芥川賞賞作家の恋愛短編集。 とても面白かった。恋愛もの、とくに短編はあまり得意なほうではないけれど、良い小説を読んだ!という感じがする。 新しい、といいつついくつかはもともと「複雑な」とまとめられていた恋愛関係かと思う。それらを切り出して"今"を加えて、どこかで生きているであろう登場人物を描いていく。 紹介文に、どこまで共感できるか、とあったけれど、今の話なのでぜんぶわかる。心情の描写もとても上手いし、キャラに引っかかるところがない。そう思うよね、そう行動するよね、の連続。読んだのは3冊めくらいだと思うけれど、すごい作家さんだ。
- 百か@hyccamo2025年5月30日読み終わったまた読みたい図書館本@ 自宅表題作、途中で一瞬息止まった。 一作目も好き。 他者評価、さらにはもう一人の自分がつけた評価によっても、削られていく。マイナスにしかならないんだよな。 「おいしいごはんが食べられますように」も登場人物視点なのに名字呼びなんだ、と思ったことを思い出した。
- 七@mi_sprout2025年5月28日読み始めた「花束の夜」 社会人になってからの恋愛感情には、他者からの評価も影響をおよぼす。好きな人が仕事できない認定されてるのを見ると冷めるのわかるな〜 夏の夜、花束を持って歩き続ける舞台設定がなんだかリアルで良かった。 「お返し」 ずっと覚えていることが何よりのお返し。好きな人と両思いになりたいのではなくて、好きな人の記憶に残り続けたいのだという子供時代の恋愛。この感覚って、なんとなく覚えがある。ユウハの願いは成就したのだろう。
- あきちか@kipananan2025年5月26日読み終わったここで新しいとされているものはいつか古くなるんだろうな〜と思うと、新しいなんでこの世にないよな〜と思う。 生々しい恋愛ものはどうしても自分の経験を照らし合わせてしまってそこまでのめり込めないのだが、読みやすいタッチはよかった。
- amy@note_15812025年3月8日かつて読んだ感想高瀬隼子の小説、好きなんだが、好きなんだが、登場人物のこと全然わからない。毎回こんなにも登場人物の思考がわからないのにおもしろいってナニゴト!?みたいな気持ちで読んでる 「新しい恋愛」は全部恋愛小説の短編集。私がデミセクシュアルっぽいのも関係しているんだろうけど、そうほいほいと肉体関係を持つものなんや…という気持ちになったな。こういう風にあっさりと関係を持つのはフィクションだからなのかリアルだからなのかがわからない…。いや、別に共感の必要はないんだけど 高瀬隼子の小説、出てくる人物があくどいことをしているわけではないのに、なんかこう、うっすらとした嫌さが残る。たぶんテーマとか文体は好きなんだろうけど人物を描く角度みたいなのが相性があんまりよくないのかも、しれない!悲しい!高瀬隼子作品にもっと興奮して、うおお~!ってなりたかった!没入したかった! でもおもしろいからまた次回作も読みます。まだ読んでない既刊も読みます…
- mi@mer_182025年3月7日読み終わった高瀬隼子は本当に最高、社会にどこかで馴染めてない社会人を描くのがうますぎる あえて見ないようにしてる違和感を突きつけられることが多いから読んで元気がなくなることもあるんだけど、そこまで含めても良い読書体験〜!と思う 「自分が好きだと思った人の仕事上のマイナスな他者評価を聞くと好きの気持ちが削れる (要約)」ってところわかりすぎて笑った
- 夏しい子@natusiiko2025年3月6日かつて読んだ『新しい恋愛』と『お返し』が初読み。 どちらも読み進めながら「えーっ!」となることが多い、ちょっと不思議な話だった。 『お返し』は冷静な「キュン」物語で 『新しい恋愛』は近未来恋愛価値観物語かな。 STORY BOX掲載だった『あしたの待ち合わせ』も収録されてた。
- momo@momo52024年11月20日読み終わったこんなにときめきが感じられない恋愛小説を読んだのは初めてだった。どれもリアルで読んでいるとその情景をすぐに思い浮かべることができる。 中高生の頃に読んだりみたりした恋愛ものは、異性からの甘い言葉や頼もしい言葉、相手の余命が短く大半の人が涙を流すストーリーなど、何かしら心がキュンとしたり感情移入して辛くなったりするものばかりだったし、恋愛ものといえばそんな話ばかりと思っていた。でもこの本は違った。複雑な恋愛に対する解像度が高い。 共感できるかというと、この主人公たちと同じような経験をしたことはないので、声を大にして共感できるとは言えない。 でも、少なからず、生きてきた中で多少感じた恋愛に対する違和感やむず痒さ、腹立たしさといった負の感情はもったことがあるし、それをどこにぶつけていいのか分からなかった。 何が言いたいのか、自分でもよく分からなくなってきたけど、とりあえず、この歳にもなるとキュンとするとかキラキラしたものだけが恋愛ではないし、心が躍るような恋愛なんかより、鬱陶しさや鬱々とした気持ちが湧いてくる恋愛の方がより現実的な気がする。 作中でもあったけど、「恋バナ」なんて小中学生の頃の自分らからしたら楽しくてしょうがないよな。わかる。大人になった今、恋バナなんてウキウキするものでないし、他人と自分を比較する話題でしかない。 私はもう、純粋に恋愛小説にキュンを求めることはできないし、それに出会ったところで現実の恋愛と勝手に比べて、勝手に落胆して、共感なんてできないしつまらないと言うだろう。こうやって恋愛ものを更に敬遠していくんだろうな。 感想うまくまとめるの難しいし、色々考えさせられる本だったな〜。