新しい恋愛

33件の記録
- amy@note_15812025年3月8日かつて読んだ感想高瀬隼子の小説、好きなんだが、好きなんだが、登場人物のこと全然わからない。毎回こんなにも登場人物の思考がわからないのにおもしろいってナニゴト!?みたいな気持ちで読んでる 「新しい恋愛」は全部恋愛小説の短編集。私がデミセクシュアルっぽいのも関係しているんだろうけど、そうほいほいと肉体関係を持つものなんや…という気持ちになったな。こういう風にあっさりと関係を持つのはフィクションだからなのかリアルだからなのかがわからない…。いや、別に共感の必要はないんだけど 高瀬隼子の小説、出てくる人物があくどいことをしているわけではないのに、なんかこう、うっすらとした嫌さが残る。たぶんテーマとか文体は好きなんだろうけど人物を描く角度みたいなのが相性があんまりよくないのかも、しれない!悲しい!高瀬隼子作品にもっと興奮して、うおお~!ってなりたかった!没入したかった! でもおもしろいからまた次回作も読みます。まだ読んでない既刊も読みます…
- mi@mer_182025年3月7日読み終わった高瀬隼子は本当に最高、社会にどこかで馴染めてない社会人を描くのがうますぎる あえて見ないようにしてる違和感を突きつけられることが多いから読んで元気がなくなることもあるんだけど、そこまで含めても良い読書体験〜!と思う 「自分が好きだと思った人の仕事上のマイナスな他者評価を聞くと好きの気持ちが削れる (要約)」ってところわかりすぎて笑った
- 夏しい子@natusiiko2025年3月6日かつて読んだ『新しい恋愛』と『お返し』が初読み。 どちらも読み進めながら「えーっ!」となることが多い、ちょっと不思議な話だった。 『お返し』は冷静な「キュン」物語で 『新しい恋愛』は近未来恋愛価値観物語かな。 STORY BOX掲載だった『あしたの待ち合わせ』も収録されてた。
- momo@momo52024年11月20日読み終わったこんなにときめきが感じられない恋愛小説を読んだのは初めてだった。 どれもリアルで読んでいるとその情景をすぐに思い浮かべることができる。 中高生の頃に読んだりみたりした恋愛ものは、異性からの甘い言葉や頼もしい言葉、相手の余命が短く大半の人が涙を流すストーリーなど、何かしら心がキュンとしたり感情移入して辛くなったりするものばかりだったし、恋愛ものといえばそんな話ばかりと思っていた。 でもこの本は違った。複雑な恋愛に対する解像度が高い。 共感できるかというと、この主人公たちと同じような経験をしたことはないので、声を大にして共感できるとは言えない。 でも、少なからず、生きてきた中で多少感じた恋愛に対する違和感やむず痒さ、腹立たしさといった負の感情はもったことがあるし、それをどこにぶつけていいのか分からなかった。 何が言いたいのか、自分でもよく分からなくなってきたけど、とりあえず、この歳にもなるとキュンとするとかキラキラしたものだけが恋愛ではないし、心が躍るような恋愛なんかより、鬱陶しさや鬱々とした気持ちが湧いてくる恋愛の方がより現実的な気がする。 作中でもあったけど、「恋バナ」なんて小中学生の頃の自分らからしたら楽しくてしょうがないよな。わかる。 大人になった今、恋バナなんてウキウキするものでないし、他人と自分を比較する話題でしかない。 私はもう、純粋に恋愛小説にキュンを求めることはできないし、それに出会ったところで現実の恋愛と勝手に比べて、勝手に落胆して、共感なんてできないしつまらないと言うだろう。こうやって恋愛ものを更に敬遠していくんだろうな。 感想うまくまとめるの難しいし、色々考えさせられる本だったな〜。