夏と読書と海が好き
@sea_
2026年9月19日
何もかも憂鬱な夜に
中村文則
読み終わった本
施設育ちの刑務官「僕」
二十一歳未決囚の「山井」
「僕」に似た何かを感じさせる山井と接していく過程で「僕」は自殺した友人、施設の職員、受刑者達との関わりを反芻していく
「僕」は、何だか精神面の揺らぎ感じられて危うさがあり、刑務官という職に対して抱く人物像には少し遠いように感じた。
施設長が、「僕」の自殺未遂を本気で叱り、学校に行かなくなった「僕」をレコードや小説に触れさせたことによって、自分の手を離れた後も、ふとした時に思い出し立ち止まる事の出来る記憶と、心の拠り所を与えたのではないかと思った。


