
つちのこ
@mt_4
2026年9月20日
黄昏の岸 暁の天 十二国記
小野不由美
読み終わった
「ここで慶を守り、戴を見捨てることが王の義務なら、私は玉座なんかいらない」
と言う陽子の青臭さがたまらなく良い。若さ。
今巻は話の深刻さと反比例してどの場面も会話が楽しくて大好き。
「だから、陽子は慶を見捨てるほど莫迦じゃないわ、って言ったのに」
「私にはそれほど利口に見えなかったの」
という会話なんか気の置けない女友達って感じで最高だし(陽子の親書を『塵介』呼ばわりするところも好き)、六太と陽子で尚隆をやり込めた挙句、借りはいつ返すと尚隆に聞かれて
「延王が斃れたときに。雁が騒乱に巻き込まれるころまでには、慶を立て直しておくと約束します。安心して頼ってください」
とまで言う陽子、嫌味っぽくて痛快だし、図太くなったなー、荒波に揉まれたんだなーと苦労も垣間見えて良い。
最後に浩瀚が説明申し上げるところもすっごい喋ってくれてて楽しい。
キャラ読みする性質があるので、たくさんキャラが登場してたくさん喋って関係性も見えてきてすごくウキウキしながら読んだ。
ホワイトハート版では最後の長編だったから結構思い入れがあるな。

