
きらた
@kirata
2026年9月20日

読み終わった
かつて読んだ
再読
ホラー
好きなシリーズ
両手の指じゃ足りぬ程読み返してる1冊(上下なので2冊では?と言ってはいけない)
悪霊シリーズ(ゴーストハントシリーズ)の続編(新章?)なのだが、今現在復刊などはされていない
念願のマイホームを手に入れた母
しかし暮らし始めると問題が頻発し、母の様子もおかしくなってきた
始まりは電気系統のトラブル
頻繁にブレーカーが落ち、電化製品が次々故障する
電話の雑音やテレビの画像の歪みは何度業者に頼んでも直らない
次は水
雨漏りが酷く、やはり何度業者に頼んでも直らない
湿気が酷くカビが生え、その内漂ってきたのは腐ったような臭いだった
それから──母が雨戸を閉めるようになった
「誰かが覗いてる気がするんだもの」
更に、家の中の物が動いているとも訴える
気のせいだと母に言い含めようとしていた翠だったが、翠自身もこの家がおかしいと感じていた
──誰か居ないの?
──入ってこないで
何故そんな思いが胸に浮かぶのか?
そして翠は友人の咲紀に相談し、相談を受けた咲紀が同僚の広田に声をかけ、尚且つその手の専門家に依頼することを提案した
「専門家?」
広田が問い返すと咲紀は含みのある表情を向けた
「──『渋谷サイキック・リサーチ』ってとこ」
オカルト嫌いで始めからSPRの面々を敵視(?)している公務員の広田
広田の同僚の咲紀の友人であり、母と共に購入した家で起きる怪現象に悩まされている翠
そして
帰ってきた彼ら一行、渋谷サイキック・リサーチ(SPR)の面々
依頼を受諾した彼らは、早速機材を持ち込み調査を開始するのだが──
ティーンズハートからホワイトハートへと河岸を変え、タイトル(?)にゴーストハントの文字を使い始めたのがこの作品でした
ティーンズハート版は後に角川から改稿され復刊されましたが、本作は‥と言い連ねるのは脱線になりますので割愛
ティーンズハートからホワイトハートと媒体が変わり、大きく変わったのは文体
今でも入手可能な角川文庫版ゴーストハントは復刊にあたり改稿(!?)されていますが、それでも端々で当時のティーンズ向け小説特有の言葉使いや言い回しみたいなものが残っています
それは、ティーンズハートと言う媒体のカラーや対象とする年齢に沿う形での文体や表現がそうであったから、との事だと思うのですが、この作品はホワイトハートからの出版
ティーンズ向けとの縛りから解放された文体で描かれたSPRの話、完結したシリーズの続編
それが本作『悪夢の棲む家』だったのです
オカルト嫌いの広田は兎に角ずっとSPRの面々に疑惑の目を向けている
ゴーストハント4に出てきた生徒指導の松山をマイルドにした感じの鬱陶しさと言えばイメージが湧きやすいか?
とは言っても、広田は松山ほど嫌さを押し出した人物ではなく、正義感と頭の硬さとSPR(主にナル)に対する偏見が混ざり合ってめんどくさい人物となってしまうだけで、根は良い人(悪い人ではない、というべきか?)
そんな広田が目を光らせる中で調査を続ける面々
広田が彼らにいちいち突っかかり、それに対するSPRの面々の態度や言葉で、シリーズを知らない方でも怪現象の知識やらそれに対するSPRのスタンス等が理解出来るので、広田に鬱陶しさは感じるものの、悪感情は抱きにくい(私はそうだった)
広田とは友好的になれずとも、依頼者の翠がSPRの面々と接する中で信頼を感じていくのにニヤニヤが出るのは何故だろう?🤔←アッ
ナルの冷静さ公平さ?みたいなものが沁み入るって事もあるんだねぇとか、なんだかんだと口を挟む広田を煙たがりながらも交流を深める麻衣のコミュ力の高さとか、改めて読んでもレギュラーメンバーの個性や人の良さ(?)に好感度爆上がり
あ、勿論今回も、段階を踏みながらではありますが、最終的には協力者のみなさま全員集合です(òωó)ゝ
ぼーさんの軽口も健在で、怖いシーンで震える読者に温かなひとときを与えてくれます
ナルのナルっぷりも健在で、広田がポカーンとしたりもするぞ!
緊張と緩和のバランスはますます冴え渡っているように感じました
また、ゴーストハント7にて漸くその存在が語られた“彼”も出できますし、ナルとのご対面もしたりします
他にも、全員がドン引きするナルの本音(だよな?)も聞けちゃったりしたりも
怖くて悲しい結末は前作までにもありましたが、本作では“憑依されて起こした事件の結末は?”との事にも一歩踏み込もうとしていましたね
個人的には面倒臭さを感じる広田の存在が話の中の良いスパイスだと感じ、この先も楽しみにしていました
本作読了後だいぶ経ってから、本作の続編が望めない事、その理由をざっくりとですが噂に聞いて落胆
中高生向けから一般向けへと良い感じに化けてくれたのになぁ(私見)と思いながら、正体がわからないものへの恐れと、気の良い仲間たちの会話と、次第に状況がわかり敵意が牙を剥いてくる怖さと、バトルシーン(あるんですよ!)のハラハラ感と‥
やっぱり好きなんだよなぁの気持ちを抱えて、数年に1度はまだ読み返している作品
絶版扱いにはなってないようですが、容易に入手出来る本では無いようなので、図書館などで見つけたら読んで欲しいなぁと思い‥‥
あ、漫画化はしてるみたいですね
そちらは読んだ事はないのでお勧めしていいか分かりませんが、小説がどうしても見つけられないのなら(図書館にもないとかなら)、最終手段で漫画を、ってのもありなのかも?
私は小野不由美の言葉の使い方や選び方、間の置き方も好きなので小説を勧めたいですけどね‥( ノ ꇴ ˋ͈)
あらすじ意外は自語りしてねぇか、私
だだだだだだってネタバレしたくなくてててててて カタ((((꒪꒫꒪ ))))カタ
あ、そうだ
これはもしかしたら大事な事かも知れないので書いておきますね
『悪夢の棲む家』には上下巻とも著者のあとがきがあーるーぞーーー!٩(*'ᗜ' * )ง

