ゆいゆん
@yuiyun_0619
2026年9月20日
マチネの終わりに
平野啓一郎
読み終わった
久しぶりに小説を読んだ。
ギターのアランフェス協奏曲を聴きながら新幹線で文字を読みながら風景を想像する時間はなんとも至福だった。
蒔野のこのフレーズ、よく出てくるのが印象的。
過去と未来の矛盾が現在、というフレーズも深い。
自分の全て起こっていることは過去の存在も美化したり、逆に悪く変えてしまったり。
「人は、変えられるのは未来だけだと思い込んでる。だけど、実際は、未来は常に過去を変えてるんです。変えられるとも言えるし、変わってしまうとも言える。過去は、それくらい繊細で、感じやすいものじゃないですか?」
このフレーズも素敵だった。
「音楽は、静寂の美に対し、それへの対決から生まれるのであって、音楽の創造とは、静寂の美に対して、音を素材とする新たな美を目指すことのなかにある。」
映画版はまだ見ていないので音楽と共に早く楽しみたい。

