りら "蜜蜂と遠雷(下)" 2026年9月20日

りら
りら
@AnneLilas
2026年9月20日
蜜蜂と遠雷(下)
第156回(2016年下半期)直木賞・第14回本屋大賞受賞作。 言わずと知れた名作なのでずっと読みたいと思っていたけれど、電子ピアノをお迎えしたのを機についにこの世界に没入することに。 ピアノ好きだけど、ショパンとドビュッシー、ベートーヴェンのソナタ以外はそんなに聴かないので一流のコンテスタントたちが弾く曲はほとんど知らないのに、言葉の描写だけでどんな曲をどんな風に弾いているのか何となくわかった気にさせるのはさすが。もちろんテクニックの面よりも、コンクールにおいてピアニストが負わされる精神的負荷や心情面での変化に言葉が割かれているからでもある。 作中あまり深く取り上げられなかったコンテスタントについての、審査員から見て師匠のスタイルが弟子にもどことなく受け継がれるというエピソードがいちばん印象的だった。 とりあえずピアノのコンクールを聴きに行ってみたい、という気にさせられただけでも良い読後感だった。浜松のコンクールがモデルとのことで、一次予選から本戦まで全部通うとなると勤め人には土台無理だけれど、少なくとも疑似体験したような感覚。 オーディブル2.2→2.3倍速。
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