蜜蜂と遠雷(下)
74件の記録
いぬを@_____on7222025年11月17日読み終わった@ 自宅聴覚で捉える音楽を文章でどのように表現するか。 この作品では、音楽を視覚的に描写している。 読むと音楽が聞こえてくるような作品です。 曲ひとつひとつに物語があり、捉え方は人それぞれ。特に演奏者はその捉え方で音が異なるという。それが本作でいう「同じピアノなのに音が違う」ということなのだろう。 4人のピアニストがそれぞれ奏でる物語がとても魅力的で、この4人がコンクールで出会って成長していく物語に心が温まりました。 個人的には、明石の「次」に向かう姿勢を応援したい! 素晴らしい作品です!









- K.K.@honnranu2025年10月30日読み終わった映画化友達にすすめられた本名作恩田陸友人おすすめ映像化作品原作上下巻下巻文庫二冊1000ページ近くのボリュームがあるものの、長さは感じず。一次予選二次予選あたりは一気呵成に読めたものの、三次予選と本選でいささか食傷気味に。誰が勝ち残る(敗れ去る)のか、予想しながら読むのも楽しいけれど、作品として勝者と敗者の別に比重は少ない。「音が聞こえる描写」の聞こえ高い本作。噂通り書き手も読み手も楽しそうな活写が続くものの、描写のための描写であり、作品としての楽しみは物語の筋よりも目の前の文章を追う事に特化している。それゆえか、三次予選以降は描写に既視感を覚え始め、付き合いで読了。芳ヶ江コンテストを通して、参加者たちが互いに切磋琢磨し合い、それにより成長するという物語の存在感は薄く、作中のクラシック音楽界に訪れる変動を予感させるところは少ない。亜夜のピアノが、おもちゃ箱から墓標、墓標から音楽性を発揮させる楽器へと遷移する流れはとても好き。野生児塵、潜む音楽性の塊亜夜、作曲のマサル、生活者明石と、キャラクター毎に役割と個性の振り幅があるのは好感を覚える。ミエコとナサニエルに代表される、添え物としての恋愛要素はいらないかな。会話や独白のリアクションやユーモア、自虐の色は時代がかって感じた。主要キャラクターが、可愛らしい年下の塵・同年代の王子様マサル・年上の生活者明石(あと審査員枠のナサニエル)とある種理想化された男性陣の他、語り部になるキャラは女性(ミエコ・雅美・奏)で固められている節を感じ、少女漫画の気風を彷彿とした。マサルが優勝なのはいまいち納得いかないかも?




み@arimi2025年10月18日読み終わった@ 自宅語彙を尽くす幻想と情景描写の繰り返しで胃もたれしかけた。けれど、自分の大切にしている曲が登場したら一体どんな世界観で表現されたのだろう、読んでみたかったとも思う。風間塵にバラード3番弾いて欲しかったな。曲を聴きながらゆっくり読み進めたおかげでブラームスのソナタ3番を知れたのが嬉しい。100年分の知見と経験を積んだら弾きたい。

たなか@aaaaaa_paru2025年8月5日読み終わったかなり長い小説なので気合を入れて読まなければ、と意気込んでいたのが嘘のようにするすると心地よく読めた。 でも心の中にしっかりと温かさが残っている。 とか書いている自分を、もう1人の自分が「自意識ダダ漏れですね。」と言っているような気がします笑 やっぱり高島明石が好きだなあとしみじみ思いました。 彼のおかげでこの小説に親しみが湧くし、天才たちを見ている姿に共感しました。 「祝祭と予感」も早く読みたい!

yomiama@yomiama2025年5月14日読み終わった小説を読んでこんなに幾度も泣いたのは、始めてかも。音楽の話だからだろうなあ。 こういう設定でぐいぐい引き込ませてしまうのはすごいなあ。 あとで、演奏曲をサブスクで辿ってみよう。
めい@meiji_chan2025年5月12日まだ読んでるもうすぐ読み終わるけど、登場人物のキャラ設定、ストーリー、心情すべてが乙女チックで胸焼け。擬音も多くてまるで児童書のよう。直木賞と本屋大賞ダブルで、これが? ……と思ったけど、確かに音も絵もないのに音楽がしっかり聞こえる。「音楽」ではなく「音楽を聴いた時の感情」なら、文字だけでここまで描けるのかと目を見張る場面がたくさんあった。 なるべくしてなった「擬音だらけ」なのかも。 最新作のバレエ小説はもう買ってあるので読むのが楽しみ。



もるてけ@moruteke2025年4月13日読み終わった上下読み終わりました。 上は主人公最強系でワクワクしながら読めました。 しかし、下からはストーリーの構成上同じような場面を繰り返してるような感覚が自分にはあって、後半少し読み飽きてしまいました。 音楽経験者の方はもっと最後まで楽しめて読めるのかなと思います。



さおり@prn9909082025年3月30日読み終わった『蜜蜂と遠雷』上巻の終盤から下巻にかけて手が止まらなくなってしまい、読み終わってしまった.もちろん人間ドラマがあるからこそ読めるんだけどでもそこに必ず「それぞれの演奏の違い」の描写が絡んでくるの凄いし文字を読んでるだけなのにその「違い」が分かるの本当にとんでもないな…と思った.この本に出てくる天才たち清廉潔白で皆良い子でもれなく全員応援したくなるし、高島明石さんというひとがそこに挑んで入賞は逃してしまったけどちゃんと「菱沼賞」という賞をとり、爪痕をのこせたことがわたしはとても嬉しいよ…



本を閉じた。地球だった。@rousoku2025年3月29日読み終わった僕の中にある音楽とかなにか大きなものを目にした時の感動とかを\ずるんっ/って引き出されるような物語でした。たいへんよかったです。



































































