お麩 "ファンになる。きみへの愛にリ..." 2025年4月5日

ファンになる。きみへの愛にリボンをつける。
2025-4-5【ファンになる。きみへの愛にリボンをつける。】(最果タヒ・著) 何に共鳴しているのかわからないまま半泣きでこの本を読んで、自分の思考を言葉にするのは本当に難しいし、自分ってやつは本当に心底めんどくさいやつだなと思うし、自分との対話でさえも体裁を繕おうとする言い訳がわんさか湧いてくるなんて、なんて往生際が悪いんだと思う。この本を読みながら、わたしは好きであることの真実性、その気持ちをどう守るか、その人がみせてくれる幻と現実の間にある自分の距離感について考えていたかも。 どの頁も、丁寧に最果さん自身の気持ちをすくい取っていて、どれも大事な一片で、読んでいてじんわりと心があたたかくなった。 好きという気持ちの強さや繊細さ、その中にある迷いや戸惑い、でもそれでもやっぱり好きでいたいという意志が、まっすぐに伝わってきた。どれも本当に素直な言葉だった。 この本で言葉にしてくれたことの中に、きっと他の誰かも感じていて言葉にできなかったことが、たくさんあるんだろうなって思う。 そして、その全部が“好き”を大事にする美しい物語になってる。
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