
メメ
@elwin_04
2026年9月20日
残像に口紅を
筒井康隆
読み終わった
使える文字が1文字ずつ消えていく。消えた文字が含まれた名前を持つ人、物も消えてゆく。こんなブッ飛んだルールの小説が存在すること自体が奇跡的。
まずこのルールを小説の枠組みにどうやって適用すれば不自然にならないのか、っていうところで常人は躓きそうだが、そこを見事にクリアしているところが本当にすごい。
名前の文字を失った人物に関する記憶が無くなる様子が、非常に切ない。もしかすると、認知症患者が自分の親しくしていた人の事を忘れる感覚に近いのかもなーと思った。