
K野
@knocano
2026年9月20日
ゾンビ回収婦
小砂川チト
読み終わった
借りてきた
感想
第175回芥川賞受賞作。
同時期にAIに職を奪われた夫婦。夫はこれこそ自分の人生だと旅に出て、残された妻は夫の残したVRのシューティングゲームの世界で量産されるゾンビの死体を片付け続ける仕事にのめり込んでいく
かなり抽象的だし途中で違う男性の視点が混じるもそこの描写は僅かだったりもするので理解は難しかった。
断片的に語られることから子供の時からいい子で真面目に仕事に従事してきた女性であることが伺われるだけに、それを取り上げられた時にこのVRの世界で必死に役割とその労働への褒めを求める姿が真面目なほどに陥る可能性の高いものだとゾッとした。
「発生する賃金のためにとか、生活のためにとかいうのはじつはどれもぜんぶ、体のいい建前です。それにかこつけてだれかとかかわりあいになりたいというのが、本当です。傷ついた大人たちはもうすでに、そうした大義なしにはこわくてまともに人間関係をつくれないから、そこにたがいの〈役割〉を噛ませるのです」
この辺りもなかなか抉られたけど…最後が少しバタバタとした印象だったので結局…それで、というのがうまく飲み込めなかった

