
読書日和
@miou-books
2026年9月20日
雪の如く山の如く
張天翼,
濱田麻矢
読み終わった
借りてきた
タイトルと表紙から、勝手にさわやかな話を想像していた。西域とかチベットとか、そんな感じの。笑
大学生から70代まで、同じ「リーリー」という読みの名前を持つ6人の女性。それぞれの人生を通して、女性であるがゆえに遭遇する、ありふれているけれど、決して簡単には逃れられない現実が描かれた短編集。
最初の「ただ座りたいだけなのに」を読み始めて、2000年代初めの緑色の客車が頭に浮かんだ。
硬くて直角の木製の椅子。でも席はない。あー、辛い。
そういえば、あの頃はヴィッキー・チャオのドラマに出てくるカチューシャも、どこでも見かけたよね。そんな記憶まで引っ張り出されて、思いがけず過去を追体験することになった。
2話目の「床の上の血」では、その生々しさに圧倒された。
えー、このテンポで続くの、、
同性だからこそ共感してしまう部分もあれば、嫌悪感を抱いたり、読んでいて辛くなったり。感情を大きく揺さぶられて、なかなかしんどい読書だった。
ここまで読者の感情を動かしてくるのは、作者だけでなく、訳者の方の力量もあるんだろうなと思う。
とはいえ、最後の話は途中で脱落。きつかった。
それにしても、タイトルと表紙から想像していた内容との落差がすごい。勝手に西域やチベットの話だと思い込んでいた自分よ、、

