雪の如く山の如く

雪の如く山の如く
雪の如く山の如く
張天翼
濱田麻矢
集英社
2026年5月11日
37件の記録
  • nutskey
    @namafu_bunibuni
    2026年8月24日
  • _miya_
    _miya_
    @_miya_
    2026年8月24日
    「いま、世界を拓いていくアジア女性作家たちの声」倉本さおり『東京人 2026年6月号』より
  • 透
    @psyche_11
    2026年8月17日
  • doughnut talking さんのストーリーズにて。 「金城武がかっこいいというのは揺るぎない前提」に深く頷く。(本の内容と関係ない)
    雪の如く山の如く
  • ゴンベ
    @gonbe5060
    2026年8月6日
  • 天紅袍
    天紅袍
    @tencha
    2026年8月5日
  • Anna福
    Anna福
    @reads--250309
    2026年8月3日
  • 「雪山」は『北京文学』二〇二〇年第十一期に掲載 「年始の挨拶(拝年)」は単行本書き下ろし *…*…* 浅き川も深く渡れ ラスト二話を読んでいる間、ドラマの台詞で聞いたそのフレーズが頭から離れなかった。 始まりは滑らかに物語が進んでいき面白そう、人物にも共感できる、とグングン引き込まれるが、後半にあれっ?とつまずく瞬間が必ずやってくる。そして、世界は突然反転する。ひっくり返される。今までこれがこの小説の世界だと思って頭の中に築いていた世界が突然崩され、全く別の角度から物語を見るよう強制される、そんなラストの展開が毎回お見事。 簡単に渡れそうな川に見える、けれど実際にはそれほど簡単に渡らせてはもらえない、そんなstoryの詰め合わせだった。 そして、読み終わった後に余韻が残る 親しみを持って読んでいた登場人物は少し遠くに引いて本当の主役はこの人だったのだと知らされるような感じもある。その視点の移り変わりの妙というか、著者が人物に与える眼差しの濃淡というか、読みながら語り手の交代をなぜすんなり受け入れてしまうのかもよく分からないのだが、人物描写に魅力のある著者だと感じる。そして物語の構成の巧みさがある。読んだ後に誰かと語り合いたくなる良いテキスト。現代中国の現状をどれだけ反映しているのかは分からないし、想像するしかないけれど、このスピード感で翻訳されているなら注目の作家なのだと思われる。これからも読みたい、追っていきたい作家のひとりになった。
  • さめ
    さめ
    @Latte
    2026年7月25日
  • 「春の塩」まで読了。 「春の塩(春之塩)』の初出は『小説界』二〇一七年第三期。日本では『群像』二〇二四年八月号に著者による翻訳及び解説が掲載された。 *…*…* 短いお話だから、読物として全高校生に配布しても良い思う、きっと高校の教科書に載っていた森鴎外の『舞姫』ぐらいにえ?彼女はどうすべきだったの?という疑問が女生徒の心に残って生涯引っかかり続けるような作品になると思うから。 先に感想を拝読させて頂いていたもぐもぐ羊さんがキム・ジヨンを思い出したと書かれていたが、なるほど私も最後の1ページの展開で憑依された彼女の姿を思い出した。 語り手の「わたし」がリーリーを「彼女」と呼ぶ。 ヨーロッパ旅行を夢見ていたカップルに予期せぬ妊娠が発覚したところから物語は始まる。このあと訪れる周産期の経過をリーリーに寄り添って「わたし」がその様子や心情を事細かに語っていく。最後のページでこの語り手は誰かが明かされる、そのことに驚きはないが、一体どの時点からこの物語を語っていたのだろうか、と語りの外側に流れている時間の方が私は気に掛かった。 「産む性」としての彼女の身体の変化とそれに伴う葛藤が上手く描かれていると思う。産まない性である彼のスラリとした身体との対比の描写が面白い。たぶん私が彼女であったならその場面で薄っすらとした殺意さえ抱いたのではないか、とさえ思う。 妊娠を告げたその時からヨーロッパ旅行は夢物語となった。その運命の裂け目を彼女は何度呪ったことだろう。その瞬間まで彼女はただひとりの娘でいられた、子と言い換えても良い、それが母となり妻となり義理の娘となっていく、もう戻れない。その身体が隅から隅まで自分のものであった時間は終わったのだ、そういう物語なのだと思う。 語り手の眼差しがこの物語の救い。義母と実母と赤ん坊、そしてその赤ん坊の父親と暮らしながら、彼女の心は孤立している。言葉も心もまとまらない。それを「わたし」が補って語っている。語り手によって物語は私たちへ開かれている。そのことが救い。どこかで聞いたことのあるよくあるstory不可逆なこの流れ、流されていくリーリーの心の機微を、私たちは共感をもって聞くことができる。語り手を通して彼女の痛み、飲み込んだ言葉のかけらを拾い集めることができる。彼女に寄り添えていたのは「わたし」だけ。でも読み終えた私たちも彼女に寄り添える。語り手が出来事を物語に仕立て彼女を孤独から救ったように読んだ私も共感で彼女を包みけして彼女を独りにしないようにしたい。
  • 「雪山」と「年始の挨拶」を読んで読了した。 主人公の名前の音を「リーリー(lily)」に統一して、物語や主人公の特性に合う漢字をあてているのが漢字文化圏の者としておもしろく読んだ。 「雪山」では姜麗麗だけでなく巫童のファーストネーム「童」は「立」と「里」に分解して「リーリー」と読めるようにしたというのには思わず唸った。 短編なので各話すべてを書いているわけではなく、書かれていないところに思いを巡らせて読むタイプの小説だったように思う。 「年始の挨拶」で自身の来歴にコンプレックスを持つ夫のストイックさとそれを家族にまで押しつけるところにぞっとした。
  • 「春の塩」を読んだ。 『84年生まれ、キム・ジヨン』を思い出した。 ジヨンのポジションの主人公の儷儷は出産から自身を俯瞰して見ている。 母になってからは全てに他人事ではいられず、常に疲弊している。 夫は体型も変わらず生活スタイルも変えず、夫婦それぞれの母が家にやってきて育児にまつわるマウントを取り続けている環境は息苦しいだろう。 儷儷は変わってしまった自身の外見がゆるせず、でも夫はお構いなしに子どもと外に連れ出そうとしたり、自宅に友人夫婦を招く。最悪だ。 ついに儷儷は感情を滔々と吐露する。 おそらく子どもを迎える準備ができていないままに出産して母になったことに納得がいっていない。 妊娠しなければずっと計画していたイタリア旅行に行っていたはずだし、そのことをずっと悔いていた。 妊娠は彼女のひとりの責任なのか? 夫は何をしているのか? 冒頭の産後すぐの妊婦にプライバシーがなさすぎてつらかった。 村田沙耶香の小説によく出てくる近未来の人口子宮で男女どちらも妊娠出産が可能になったら、男は主体的に子どもを持とうとするのかな?とふと思った。
  • 「スイマー」を読んだ。 読み終えてから訳者解説を読まないと自分の「読み」が正しいのかまちがってるのかわからなかったので、やっぱり訳者解説は大事だし助かる。 瀝瀝と可花の関係も気になったけど、プールで痴漢をするジジイが開き直って文句を言っているシーンにプールの職員が「セクハラのブラックリストに載る」とかついだら適当に謝ってそそくさと去っていってこういう痴漢が中国にもいるのかーと思った。 訳者解説にあったプールの受付の二人のスピンオフ的な物語もとても気になる。
  • 「床の上の血」を読んだ。 母と娘の血縁から月経の経血の血まで、暴力的な父親から二人を守る血の絆のようだった。 母娘でお互いの生理周期を共有したり体調をいたわりあったりするのは相互ケアの関係に見えた。 また女性にしかわからない、男性には居心地の悪い話題を家ですることで父親を疎外することで母娘が連帯していた。 8歳から両親の離婚を望んでいた粒粒が大学生になってようやく離婚した。 母が再婚し、再婚相手と住む家に帰省した時の粒粒が予定より早くきた生理でシーツを経血を汚してしまった時に母の閉経を知り、またナプキンの買い置きがなく再婚相手に買い行ってもらったことが粒粒にはショックだったのはわかる。 再婚相手は人柄もよく文句のつけようのない人物で継子のためにナプキンを買いに行ってくれるような人だけど「そういうことじゃない」みたいな複雑な粒粒の気持ちが伝わってきた。 成人して独立した娘であっても幼い頃からの母との関係が再婚と閉経で変化してしまったことへの動揺にも思える。
  • 「ただ座りたいだけなのに」を読んだ。 春節の長距離列車の大移動の様子の描写は活気がある反面、女一人ではかなりしんどい道中だろうことがわかる。 途中まで大学の同期と一緒だったけど彼女が降りてからは苦難が続き、特等席を手に入れたかと思ったらとんでもない状況に身を置くことになり逃げることもできず、自分を説得する立立が悲しかった。 いつどこで加害されるかわからない。 若い女だというだけで。 とても理不尽だ。
  • p.312- 訳者解説より抜粋 『雪の如く山の如く』は張天翼『如雪如山』(人民文学出版社、二〇二二年)所収の七篇のうち、六篇を翻訳した短篇集 張天翼は一九ハ〇年代半ばの生まれで、現在は北京在住 平凡な名の平凡な女性のありふれた、しかしのっぴきならない苦境を描いたという意味では、韓国のチョ・ナムジュ著の大ベストセラー、『82年生まれ、キム・ジヨン』に通じる 「ただ座りたいだけなのに(我只想坐下)」は『十月』二〇二〇年第二期掲載。 「床の上の血(地上的血』」は『小説界』二〇一八年第二期に掲載。 「スイマー(泳客)」の初出は『小説界』二〇二〇年第五期、『ある種の愛の記録』と題した恋愛特集号だった。つまり本作は…(略)…愛の物語として構想されたものである。 *…*…* 「スイマー」まで読了。 遊水館(プール)もひとりの登場人物のようだ 冒頭から数ページをかけて丁寧にその外観と内部の間取り、そしてそこで働く人について描写されていく、著者が物語が生まれる空間について筆を割くのはその後必ず意味を持ってくるからだということはわかってきた。物言わぬものについて予め細かく描写されていたことが、需要な小道具として、後になって意味を見出されることが多いのだ。部屋の内部であれば本棚や箪笥、ベッドの綿のシーツでさえ、後からそういうことだったのか、と思わせる描写が一つ前の短篇にはあった。今回は、働く人であれば、家と職場ともう一つの場、サードプレイスなんて今は言われているような空間としてのプールが、物語の舞台。中国のプールってどんな感じだろう、私は読みながら幼い頃に、祖母宅の近くにあって夏休みによく通った古い市民プールを思い描きながら読んだ。 映画にするならこの物語が向いていそう 中心となる人物の心情にもあまり入り込まない、カメラがずっと後を追ってくるような客観的な描写が多いように思う。仕事ができてドライで現代的な雰囲気のリーリーだが、あたたかみのあるラストシーンをむかえたあと振り返ってみると、プールにやってくる人やそこで働く人への彼女の視線は、優しいものだったのだなと気付かされる。訳者解説にこの物語の補足があって、とても楽しませてもらえる。うん、やっぱりこれは映像化してもらいたい良作。建築映画のようにプールを主役にして、ここに集う人たちの人間模様を描く、少しビターだけど、ほっこりできる物語に誰か仕上げてくれないかな。
  • はな
    はな
    @hana-hitsuji05
    2026年7月15日
    カササギさんが読んでる本。 キム・ジヨンの名前が出てきて俄然気になる。
  • カバー写真 青藤スイ 装丁 田中久子 「ただ座りたいだけなのに」 「床の上の血」 まで読了。 冒頭の短編のラストで打ちのめされて、 これは一体何なのだろうと2作目を読んで、 また圧倒されて、 私は女性作家の書く中国現代小説だけでなく中国文学全般についても全く知らないで生きてきたのだと思い知らされた。 その感じは、訳者解説で言及のある『82年生まれ、キム・ジヨン』を読んだときの衝撃と似ている。 こんな物語は読んだことがない、けれど私はここにある彼女の痛みを知っている、そんな風に思った。 リーリーの痛みは私の痛みでもある。見えない語られないところにある痛みについて、考えさせられる… 物語として簡単に消費できない気がしてきて、もう少し著者や訳者の著作を読んでみて掘り下げた方が理解が深まるかもと思う、ここらで小休止しようかな。
  • ゆり
    ゆり
    @yrdpk
    2026年7月4日
  • 読谷 文
    読谷 文
    @fumi_yomitani
    2026年6月23日
    現代の中国で異なる漢字の「リーリー」という名を持つ6人の女性を描いた短篇集。 最初の短篇「ただ座りたいだけなのに」は、90年代の旧正月に「座席なし」の切符で帰省する大学生・詹立立(ジャン・リーリー)の物語だ。 大混雑の極めて劣悪な環境のなか、まさに「掃き溜めに鶴」のような人物との出会いと交流が描かれるのだが、最後の最後で背筋が凍る。この本はこういう本です、と宣告されたようで、暗澹たる気分になる。 「雪山」は、友人の結婚式に出席する彼氏に同行した巫童(ウー・トン) と、旧知のおばさんの姜麗麗(ジアン・リーリー)が、互いに全く縁のない地方都市で偶然にも再会する物語だ。書かれている期間はたった2日足らずなのに、2人の過去の関係が次第に明かされてゆくにつれて、数十年の重みを共に過ごしてきた感覚になる。それは決して楽しいだけのものではなかった。 極めつけは最後の「年始の挨拶」である。 年始の挨拶に恩師を訪ねる両親と娘の話だが、始めから不穏な空気が漂いまくっている中、執拗に家族の背景の描写が積み重ねられる。最後に一気に畳み掛けられる予想外の事態に気絶させられる。かなり胸の悪い悪夢だった。 ✴︎ 訳者解説を読むと、より細かな背景と補足とが丁寧に書かれていて、なんというか改めて絶望みが増すのだった。解説にある通り、世界的ベストセラー「82年生まれ、キム・ジヨン」に通じる物語で、女性が生きていく上で見せられる世界がこれでもかと盛り込まれていて、どこの国でも同じだよな、と翻訳文学を読むにつけいつも感じさせられる。 生きていく上でしばしば感じさせられる苦味走ったものが繊細に描かれていて、本当に見事な文章だった。作者と訳者に敬服する。
  • ひねもす
    ひねもす
    @akiiro25
    2026年6月23日
  • 真核生物R
    @caryota_eu
    2026年6月20日
  • あんどれ
    あんどれ
    @andreader
    2026年6月12日
    同音異字の同じ音の名前を持つ様々な年代の6人の女性を描く連作短編 どの作品も人生が変わる瞬間を描き出していて、読んでいて彼女たちの人生に寄り添うような気持ちになるのだけど、人生はとても複雑で、色々なことが起きて、他人には見えない過去や思いを抱えてみんなが生きているというのがすごく感じられるのが良かった。 特に好きなのは「プール」、「雪山」、「年始の挨拶」
  • 鳥澤光
    鳥澤光
    @hikari413
    2026年6月9日
  • Shino
    Shino
    @hr_929
    2026年5月18日
  • やまもと
    @yymmt
    2026年5月15日
  • 「すばる」6月号 桜庭一樹さん書評より
  • 柚子🍋
    柚子🍋
    @jnk_airport
    2026年4月23日
    翻訳者のSNSより
  • ちみねこ
    ちみねこ
    @chimey
    2026年4月8日
  • wug
    wug
    @w
    2026年4月7日
  • ぱすらぱ
    ぱすらぱ
    @paslapa_
    1900年1月1日
  • ぱすらぱ
    ぱすらぱ
    @paslapa_
    1900年1月1日
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