不安定 "通天閣 決定版 上巻" 2026年9月20日

不安定
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@unstable_okyt
2026年9月20日
通天閣 決定版 上巻
第二章を読了。おもしろい…!第一章よりすんなり入っていけた。 第二章で筆者は、北條秀司の戯曲『王将』(とその派生作品)を端緒に棋士・阪田三吉の歩みを追い、 「大大阪」へと膨張(p.364より)する大阪の姿を捉える。 ーーー 三吉は、将棋大会の受付で、筆で横棒をまず七つ引き、それから縦棒をうまい具合に並べることによって、三吉という文字にする。(p.268より) つまり阪田三吉は、みずから時間を時間割に沿ってプログラムし、みずからの生活を経営していくことを強いる力に捕えられていなかったのだ。(p.325より) がむしゃらな勝利への執着を断つことによって「定跡」を超えた「無限の妙手の開発」をみずからに課したのが、晩年の阪田三吉であった。そんな一人の将棋指しにとって、時代はますます悪いものになっていく。すべてのふるまいは目的に従属せねばならぬ、目標を効率よく達成するものでなければならぬー将棋の世界にすら、この論理は貫徹をはじめていた。(p.337より) 阪田は、近代に挑みかかるのだった。(p.343より) ーーー
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