
おかりな
@maron_mi_ran
2026年9月20日

上下巻なんていつぶりに読んだか。辻村深月の代表作の1つ。スロウハイツというとびた荘のような小さなアパートに住む脚本家漫画家小説家などの若きクリエイター達の日常を描いた作品。生み出すことを生業とした創作者たちの苦しみ・夢を追うことの残酷さ、けれどその生き方を選んだからこそ得られた絆があり創作に携わったことのない私にとって羨ましさしかない。ただ私自身かなり創作物に生かされており、それが無ければ生きていけないと思う音楽や小説や漫画がいくつかあるのでそこには共感だった。
下巻はすごく泣ける展開になっており、自分の生み出したものが誰かの人生を良くも悪くも大きく変えてしまうことの恐ろしさと嬉しさ、その両面が伏線回収のような形で描かれていて気持ちいい。そしてその創作物に触れる人が、巡り巡って創作者にお金以外の形で還元されるのもまた良かった