
euy
@euy
2026年9月20日
一九八四年(新訳版)
ジョージ・オーウェル,
高橋和久
読み終わった
有名やから1回読んどかなあかんなと前から思ってたけど、ついに読了。
1949年に発表された小説だけど、今読んでも普通におもしろくて、普通に示唆に富んでて、(翻訳のおかげかもしれんけど)読みやすくて一気に読めて、有名なだけある。
これで今後は1984年に言及してる文章を安心して読めるぜ(偶然性アイロニー連帯でさらっとネタバレされてたので…)。
SFっていうよりは、過去のソ連を描いたみたいな感じがある。
思考警察の目をかいくぐろうとしてる様子は、小林多喜二の「党生活者」を彷彿とさせたし、「2+2=4」と言える自由を何度も繰り返してるのは、ドストエフスキーの「地下室の手記」で「2×2=4」が正しいなんてだれが決めたんだと何度も繰り返してたのと表面的には似てて、皮肉な感じがした。
全体的に暗い話だったけど、後ろについてたピンチョン(!)の解説で、附録(ニュースピークの諸原理)について前向きな解釈がされてたのは、ちょっと明るい気持ちにさせてくれた。ありがとうピンチョン。
「平和省は戦争に関わり、真理省は虚偽に、愛情省は拷問に、そして潤沢省は飢餓と関わっている。こうした矛盾は偶然でもなければ、一般的な偽善から生じたわけでもない。それらは二重思考の計画的な実践である。」
「権力は手段ではない、目的なのだ。誰も革命を保障するために独裁制を敷いたりはしない。独裁制を打ち立てるためにこそ、革命を起こすのだ。」
「正気かどうかは統計上の問題。」







