
たまご
@reading-egg
2026年9月21日
贈り物の本
安達茉莉子,
有松遼一,
浅生鴨,
牟田都子,
青山ゆみこ,
青木奈緒
読み終わった
手のひらちょうどくらいの大きさ。包装紙のような想定。本の佇まいがもう、贈り物そのもの。だから紙の本が好き。
知らない作家さんの話もたくさん収録されていた。誰かへの贈り物を探しに行く時みたいだ。あれもいいかな、これもいいかな、たくさんの商品が並ぶ店内。
以下、面白かった話。
『キャサリンという贈り物』川内有緒
収録第1作目から、壮大な(というか、想像を超える?)話で、引き込まれた。こんな人脈の間に立つこと、あるんだなぁ。
『受け取る深さ』斎藤真理子
贈り物を、目一杯楽しんで、そのことを贈り主に伝える。お礼を伝えることも、贈り物なのかも。
『流氷のかんづめ』山崎ナオコーラ
自分という存在そのものが、贈られたものだったという結びにぐっときた。
『緑の靴』近藤聡乃
「それは必要な靴だった」という友達の言葉。自分で肯定できないでいる思いや事柄を、まるっと受け止めて認めてくれる人って素敵。この話だけイラストが添えられていて、とてもおしゃれな靴だった。
-----
贈られた物、贈った物のエピソードに加え、贈る行為に着目する話があったり、物ではなく言葉や名付けなどの行為を贈り物と捉えたり、本当にさまざまな「贈り物」があった。
巻末に、著者プロフィールの一覧があって、見比べながら本文を読んだ。
一つ驚いたのが、ミムラさん。改名して執筆活動をしているなんて、知らなかったな。
