
いぬい
@inuiru
2026年9月20日
オイディプス王
ソポクレス,
河合祥一郎
読み終わった
アリストテレス『詩学』で絶賛されていたので読んだ。話の筋は知ってたけど、ちゃんと読むとオイディプス王が(かなり短気すぎるが)不憫すぎる。イオカステ、おまえ、ほんとに気づかんかったんか?!?!と思ったけど、イオカステがどこで真実に気づいたのか論争ってのがあるらしいです。
これ、実際に演じてるところも観てみたいなと思ってYoutube検索したら、蜷川幸雄・演出、野村萬斎・主演の「オイディプス王」が、テレビ放映されたときの録画(?)をあげてるひとがいて……権利的にアウトだろうなと思ったんでチラ見してやめたんだけど、実際にアテネの野外劇場でやったみたいですごかったな。紀元前からあんなふうに演劇が行われて、コンテストまであったってすごくない?
「オイディプス王」は冒頭、神官たちが「嘆願の印である小枝(撚った羊毛をオリーブとか月桂樹の枝に巻いたやつ)」を掲げてオイディプス王の前にやってくるシーンがあるんだけど、蜷川幸雄の演出で、紙垂のついた枝(玉串?)みたいなの持ってたのが面白かった。
野外劇場で演じるのって、かなり大声出さなきゃだめだろうし、役者もたいへんだよな〜……って思ったんだけど、作者のソポクレスはそもそも役者志望で、でも声が小さかったから作家(詩人)になったらしい。声が小さいおかげでアリストテレスにほめられた。
あと完全に余談だけど、ソポクレスは「オイディプス王」を書くより先に娘の「アンティゴネー」を書いてるんだって。あとで親世代を書きたくなるの……分かる〜!てなった。