オイディプス王
21件の記録
いぬい@inuiru2026年9月20日読み終わったアリストテレス『詩学』で絶賛されていたので読んだ。話の筋は知ってたけど、ちゃんと読むとオイディプス王が(かなり短気すぎるが)不憫すぎる。イオカステ、おまえ、ほんとに気づかんかったんか?!?!と思ったけど、イオカステがどこで真実に気づいたのか論争ってのがあるらしいです。 これ、実際に演じてるところも観てみたいなと思ってYoutube検索したら、蜷川幸雄・演出、野村萬斎・主演の「オイディプス王」が、テレビ放映されたときの録画(?)をあげてるひとがいて……権利的にアウトだろうなと思ったんでチラ見してやめたんだけど、実際にアテネの野外劇場でやったみたいですごかったな。紀元前からあんなふうに演劇が行われて、コンテストまであったってすごくない? 「オイディプス王」は冒頭、神官たちが「嘆願の印である小枝(撚った羊毛をオリーブとか月桂樹の枝に巻いたやつ)」を掲げてオイディプス王の前にやってくるシーンがあるんだけど、蜷川幸雄の演出で、紙垂のついた枝(玉串?)みたいなの持ってたのが面白かった。 野外劇場で演じるのって、かなり大声出さなきゃだめだろうし、役者もたいへんだよな〜……って思ったんだけど、作者のソポクレスはそもそも役者志望で、でも声が小さかったから作家(詩人)になったらしい。声が小さいおかげでアリストテレスにほめられた。 あと完全に余談だけど、ソポクレスは「オイディプス王」を書くより先に娘の「アンティゴネー」を書いてるんだって。あとで親世代を書きたくなるの……分かる〜!てなった。
ビーチクッパ@motunono2026年6月14日半分ほど読んだ父親殺しと近親相姦に纏わる神話や創作物が大好きななのと、フロイトのオイディプスコンプレックスの元ネタという事もあり、以前買ったオイディプス論争を読む前に読み終えたくて読み始める。 「今は目が見えるが、盲人であり、今は豊かだが、乞食であり、異国の地にて杖で道を探り歩く者 子にとって、父にして兄弟。産んだ母にとって、息子にして夫。父を殺し、父の女を孕ませた男」この文章から滲み出る異様さと気味悪さがとても心地よい。
Takahiro Hirano@taka_1642026年6月6日読み終わった学生時代に読んで以来の再読。 これだけコンパクトに「運命」というものを描き切った作品ってないのでは、と思う内容やった。破局を避けようと行動すればするほど、破局を自ら招き寄せてしまうという悲劇。
- itoori@itoori2025年10月5日読み終わった翻訳文学試食会なんでもかんでも真実を追求してたらえらい目合うで と言う表層と そうと知らず、否、そうと知っていても、そうしたくなってしまう人間の深層心理のバランス大事やで
朧月@kinmokusei732025年9月14日読み終わった最初、世界観に入り込めなくて、しばらく中断していた。既視感のある物語なのは、この戯曲に影響された物語が多々あるからだろう。シェークスピアがいい例。途中からひとり声に出して読み始めたら入っていきやすくなった。あらすじを知っているのに、オイディプス自身が自分の母親を妻にしたことを知る場面間近になるとざわざわ(地元言葉だとハカハカ)した。あとがきや解説も難しかったけど、興味深かった。紀元前429年。今から2500年前も人間は権力や暴力や愛や欲望に翻弄され、そんな物語を、文学を、演劇を求めて生きていたのだと思うと、2500年前の人間を身近に感じる。または、喜怒哀楽の面で、人間はもうこれ以上進化しないのかもしれないとも思った。












