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@ym
2026年9月21日
いい子のあくび
高瀬隼子
読み終わった
「駅や街中でぶつかってくる男をよけるのは、(中略)なぜいつもわたしなのか?」
本屋さんでたまたま見つけ、このあらすじを読んだ瞬間、おこがましくも「私の本だ!」と思った。
私にはよけるスペースがないのに向かいから来るあの人はよけてくれない。ぶつかる。傘に溜まったしずくが私にかかる。
そんなことを繰り返しているうちに、なんで私が避けてあの人は真っ直ぐ歩けているの?という疑問が湧くようになった。
よけるもんか!と思いつつも、正面から自転車が突っ込んできた時はやっぱりよけてしまった。
(そもそも歩道あるいてて正面からチャリ突っ込んでくるってなに???)
こんな場面でも絶対によけなかった直子を、私は素直にすごいと思う。
こんなことしたって何も変わらないし、よけない人は一生人をよけずにこれからも何万歩と歩いていくんだろうけれど
せめて「今まであなたを避けてくれた人が何万人といる」という事実を相手に刻みつけたい。
まあ結局私はよけてしまうのだろうけど、せめて小説の中で直子がよけずに歩いてくれて良かった。
わたしだけが割に合わないことを受け入れるなんて不公平。
