noripiii "不倫に関する、ちょっとした疑..." 2026年9月21日

不倫に関する、ちょっとした疑問
愛の矛盾に食らいつく複雑恋愛小説、というまとめ方をされているんだけれど、とりとめもない日常を送る、社会のモラルから逸脱した人たちの物語という感じかな。 登場人物みなに見事にイライラしながら笑、読了。サラサラと流れるタッチで、陳腐になりそうなストーリーを表現力でカバーしているというか。 1番素直そうに見せかけて、結局1番本音を明かさないチャーリーが私はとにかく許せないんだけど、チャーリーがチャーミングだという感想を持つ人も見かけて、こういう時人間の感じ方の違いが面白いなと思う。 不倫をするということは、理由はなんであれ自分の人生に満たされなさがあって(人生が満たされてそうな人で不倫してる人を見たことがない)、それを埋めるために行うものでしかないはずなのに、それを認めずに「あなたがすてきだったから」とは、どういうこっちゃ。人生も満たされていなくて、あなたも素敵だった、なら理解するんだけど。 いやはや、川上弘美さんを読みすぎてるから、全体的に物足りない気持ちにはなってしまうんだけど、ちょいと台湾の空気も感じることができるので、そういった意味では満足ということで。
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