不倫に関する、ちょっとした疑問
106件の記録
sas@sas2026年9月5日読み終わった世界にふたりしかいないみたい?そんな甘ったるいもんじゃない。世界の外にいるということは。私が世界に存在しないということだから。 好きなはずなのに、いつのまにか打ち負かしたくなっている。勝ち負けじゃないのに。一体何と競ってるの。 「私はもとの場所に立ち尽くしていた。その瞬間、突然目を開かれたような気がした――私はずっと、この関係は、この関係とも呼べない関係、恋愛とも呼べない恋愛は、存在しないものだと思っていた。それはシステムのなかにも社会構造のなかにも存在せず、彼の人生のなかにも私は存在しないと思っていたのだ。そのことが長らく私の苦痛の根源だった。でも今このとき、ここで、私たちは経験した。たしかに存在するひと組のカップルみたいな、普通の痛みを。」 「重要なのは、私がチャーリーを傷つけたということだ。この関係において、彼は決して心を乱されず、終始平静なのだと思っていた。一緒にいたければいるし、去りたければ去る。もしいつか彼が私を捨てても、私には彼をどうにかできる権利も法的な後ろ盾も一切ない。でも今、私は本当に彼を傷つけたのだ。リング上で私の放った渾身の一撃が、彼に命中した。そして今、過去のどんなときよりもいちばん強く実感している。そう、彼はたしかに私を愛していたと。 私の勝ちだ、私は勝った。同時に私は、彼を失ったことを徹底的に思い知らされた。もはや何も言うことはない。私たちは終わった。私は自由になった。それだけだ。」
にわか読書家@niwakadokushoka2026年9月3日読み終わった@ 自宅仕事柄、恋愛から派生するあれこれへの対応が多かったこともあるのか、恋愛小説はあまり読まない。特に不倫なんて面倒事の頂点で最大限距離を置きたい。が、これはなんだろう。 社会とかジェンダーとか、それ以外のことにも思いを巡らされる本だった。

sunroom@marumaru_2026年8月31日@ 本屋B&B著者のリーウェイさんのトークイベントに参加。「不倫というのは人間関係のあらゆる矛盾や葛藤があるもの」と話されていて、だからわたしはこのテーマが描かれているものに興味を持つのだと思った。リーウェイさん、とても素敵な方だった。 不倫はいいことではないってわかってるけどさ、そもそも婚姻制度というものは完璧なものなのか。どうして一対一の関係にすべてをおさめようとしているのか。そんなことを考えながらも誰かとの強固な関係を求めてしまうこともある。

犬山俊之@inuyamanihongo2026年8月23日読み終わった台湾恋は熱病というのは、よくある比喩ですが、本書は、言わば「ワクチン接種」を済ませていたはずの、(ジェンダー論を学んだフェミニストの)女性が既婚男性と関係を持ってしまう話です。 現代的でサバサバした書きぶりなので、さらっと読めてしまいます。しかし、お互い「わかっている」はずの二人が辿る道筋は、否が応にも「恋愛とは?」、「婚姻とは何か?」、といった問いを読み手に突きつけます。もっと言えば「人間関係」って何なんだろうと。 * (以下少し内容に触れます。所謂ネタバレ) ↓ 翻訳者の方が後書きで言及されていた第四章最後の会話について。 自分もすごく印象に残っています。ただ自分の場合は、「えらい!」と感心してしまったのです。お互いちゃんと口頭で了解を取り合っているのですから。こうした関係の始まりは、「一方的に/強引に」というのは論外としても、えてして「なんとなく成り行きで」となりがち(?)なところ、きちんと「わたしはこうしたい」と言えているのはすごいと感じました。この箇所だけでなく、他の章にも性行為について「こうしたい/こうしてもらいたい」と相手に伝えている描写があって(断られているところも含めて)いいなと思いました。相手がいてこその行為なのだから、事前に了承をとることは大事。 * 登場人物の考え方、生活の様子など様々な部分に現代の台湾を感じます。観光地だけでじゃない、台湾の空気を味わいたい方にもおすすめ▼







いむさん@opantinus43902026年8月12日読み終わった@ 電車正しさと欲望の矛盾を浮かび上がらせる設定と各登場人物の発言がリアルで良い。 愛憎が絡んだ焦点の合わない男女の会話とかも、現実的過ぎて気持ち悪くなるくらい笑。 もう一回読みたい。


犬山俊之@inuyamanihongo2026年8月2日買った読み始めた台湾翻訳者買い。二年前に読んだ台湾文学、朱和之・著『南光』( 春秋社朱和之)がすごくよくて、今でも時々読み返しています。その同じ翻訳者の方の本をたまたま「本のあるところ ajiro」(@福岡天神)で見つけて購入しました。 まだ前半ですが、こちらも当たり。今作は現代台湾の話で、前作の歴史小説とは全く毛色の違う「複雑恋愛小説」(?)ですが、惹き込まれます。翻訳もすばらしい。 高瀬隼子氏の帯文「恋以外にするべきことがたくさんある。でも、「私」を粉々にする引力がここにある。」▼








よみみ@yomir2026年7月29日読んでるえ?!昔2ヶ月くらい付き合ってたけどとっくに別れて、もうすぐ別な子と入籍するんだーって言ってる元彼に今からうち来ない?って言うの?!すご!!びっくりしてバスの中で目ん玉かっぴらいてたわ!


よみみ@yomir2026年7月29日読み終わった感想うお〜〜なんか、すごかった。 小説とは思えない、わからないけど登場人物それぞれにリアリティがとてもあったような気がする。 不倫する人の気持ちなんて全くわからないし分かりたくもないけど、こんな感じなんだろうな。読んでてうんざりするし、だる〜〜って感じ。 でもそうさせてくれる、リアリティのある作品という点は凄かった!!! あと友達に性的マイノリティとされる人たちが当たり前に出てくるのもよかったかもしれない。 なんていうか、私は不倫している人を見下しているんだよね。人間として汚いと思う、存在が。だからそういう人(主人公)がさわぎたてて、法律がどうだの、人に力関係がどうだの言っているのは非常にこいつ何言ってんだ??とはなった。 だから主人公が友達にピシャリと仕返しされて、おおー!となったりした。 でもマジでその後に主人公がしたことはマジで1ミリも理解できない。理解できる人って、どんな人なの?不倫とか、そういうのわかる人なのかな? ちょうど知人からまた別の知人の不倫の話を聞いて、話をしてくれた知人と頭お花畑だよねーって話した後だったので笑いました。もはやお花畑に失礼だよね、不倫する人たちの頭の中なんて美しくないだろうに。




雨と雨のあいだ@bochibochi2026年7月16日読み終わったしかし制度が制度たる所以は、誰かを傷つけるためではなく、居場所を与えるために生み出されたものであることだ。ひょっとしたら人間の信頼できなさを見越して、たとえ心があっちこっちふらふらしても帰れる場所を用意したのかもしれない。人というのはシステムを必要とするものだ。じゃあ私は?私はこのシステムのなかの「誰」なんだろう?バグ?
スターガール@yesor_yes2026年7月11日読み終わった「チャーリーはいつも『僕』という言葉を使ったけれど、私にはそれが『僕たち』であるとわかっていた。そして『僕たち』のなかに、私は絶対に含まれないことも。」 「ある哲学的な質疑応答。/「『結婚』について最もよく考えるのはどんなとき?」/「不倫しているとき」」 「重要なのは、私がチャーリーを傷つけたということだ。この関係において、彼は決して心を乱されず、終始平静なのだとおもっていた。一緒にいたければいるし、去りたければ去る。もしいつか彼が私を捨てても、私には彼をどうにかできる権利も法的な後ろ盾も一切ない。でも今、私は本当に彼を傷つけたのだ。」
めのうのめ@agete2026年6月30日読んでる私はずっと、この関係は、この関係とも呼べない関係、恋愛とも呼べない恋愛は、存在しないものだと思っていた。それはシステムのなかにも社会構造のなかにも存在せず、彼の人生のなかにも私は存在しないと思っていたのだ。そのことが長らく私の苦痛の根源だった。
めのうのめ@agete2026年6月30日読み終わった「じゃあ結局、どうして私と恋愛したの?」私はこらえきれずに訊いた。 「なんできみと恋愛したかって? だってきみがすてきな人だから」 「はあ?」 「きみはすてきだよ。きみがすてきな人だから、僕はきみを好きになったんだ。それだけだよ」


sunroom@marumaru_2026年6月25日読み終わった「この関係とも呼べない関係、恋愛とも呼べない恋愛」。こういう経験を思い出し、じりじり、ぐさぐさとくる小説。はじめは余裕だったはずなのにだんだん心と頭を侵食されて、知らぬ間に自分がどこかに置き去りにされるような、高瀬隼子さんの帯にあるように「『私』を粉々にする引力」🪐 関係を打ち明けた男性の反応や、意見・立場の相違による友人との距離のでき方、生々しかった。時間をおいてまた読みたい。 あとがきの著者の言葉がすき🍨🍓 最後に、この小説のタイトルは写真家レン・ハンのドキュメンタリー映画『Ive Got a Little Problem(僕には小さな問題がある)』を拝借した。「小さな問題」とされてはいるが、その「小」は実際には「大」を意味しているということを、ここに明記しておく。小説を書くか書かないかは、あくまでも私個人の問題だ。でも私にとってこの小説は、いわゆる「秘密の読者」よりも、むしろある種の「問題の(ある)読者」に向けて書いたものだ。愛、性と権力、人の秋猾さ、ひがみ、悲しみ、そして自己不信。言葉にしがたいものを背負ったとき、私たちは往々にして、わざと問題を小さく小さく語ろうとする。













































































