楓 "本と鍵の季節" 2026年9月21日

楓
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@kaede_tea
2026年9月21日
本と鍵の季節
本と鍵の季節
米澤穂信
本と鍵の季節、再読して思った事や考えた事まとめ。 第二章『ロックオンロッカー』     1章ずつ感想を書いていけたらと思って書いています。 ※思いっきりネタバレしています。 ※シリーズ通しての感想もあるので、「栞と嘘の季節」のネタバレも注意! ※オーディオブック版の感想も少し ※腐向け注意         ※長文です。         ↓   ↓       ↓          この小説において「付き合う」という単語は"友達付き合い"という意味だとはわかっているつもりだけど、2話冒頭からいきなり『松倉詩門と付き合うようになってがらー』と来ると、「おっ!おう……!?」と反応してしまうところがあるな😅笑 話は戻って 『松倉詩門と付き合うようになってから、それまで思いもしなかったことを見聞きするようになった。』(文庫版p76  ※以下、引用時は文庫版参照) と堀川くんは語っているけど、私的には堀川くんのこの人が良すぎる性格でよく今までトラブルに巻き込まれずに済んだな……?😅とちょっと思ってしまうところもある。 いや、語られていないだけでヤバい目に遭いかけた事はあるけど、悪運の強さで乗り切って気づかないまま終わったか、語られてないだけで色々あったのかも知れないという可能性もなきにしもあらず。   何にしても、堀川くんにとって松倉詩門という男は日常の下に隠れている非日常や人の心の不可思議さを知る入り口的存在なんだと思う。  それにしても、このロックオンロッカーの頃が一番普通の男子高校生っぽい友達ノリな感じがする。 この美容院回、米澤先生が日頃から散髪に行って感じている事を少しネタにしてるところあると思う。 松倉の 『「動きってなんだよ。髪が動いたら妖怪だ」』(p91)とか。笑 まぁ、言われてみれば「髪に動きつける」って妙な表現だけども! しかし、美容院で店員さんと話すのが苦手な松倉、堀川くんにばっかり話しかけてるけど その感じでバイトの接客は大丈夫なんだろうか……😅苦笑 自分が会話の主導権握ってたら大丈夫なのかな。  この話で「栞と嘘の季節」で本格登場する瀬野さんの話題がチラっと出てくるけれど、なんで松倉はあえての瀬野さんの話題をチョイスしたのか……と考えてみる。 ふたりはクラス違うから共通の友人がいない。 だからパッと堀川くんと共有できそうな話題で思い出したのが、学校一の美人で有名な瀬野さんの話だったんのかな? (「栞と嘘の季節」で瀬野さんと出会った時、堀川くん、瀬野さんの顔と名前が一致してない感じだったけども😓)  後、堀川くん、思いついた事をそのまま言っている癖が出てしまっているけど、こういう時フォローできる松倉、やっぱり大人だなって思う。  この回の美容院のコミカルな描写、オーディオブック版で聴くと伊坂堀川(伊坂は声優さんの苗字)が心の底から松倉担当の美容師さんのとんちんかんな質問にツッコミ入れつつ、笑いを堪えているように聴こえて面白いです。   『「僕はてっきり」』『「俺もてっきり」』(p98)ってセリフが2人だけでわかり合ってる感じがして、なおかつ『てっきり』というひらがな言葉が可愛らしく感じられて😊私のお気に入りの場面。  松倉が堀川くんに『パセリコーラ』をやたら勧めようとするの、自分と同じ感想を仲良い子に持って欲しい!という要求に見えて仕方ない。 そして、堀川くん、この後の話もだけど松倉がジュース勧めてくるの、乗り切りじゃない感じ出してるのに、飲むと割と気に入ってしまうの、松倉への好感度に比例しているような気がする。本当は"パセリが嫌い"(p103)なのに。 後、  "飲んだ事ないジュースを飲む"="今まで知らなかった世界を知る" というメタファーもある? また、松倉はジュースだけでなく推理でも堀川くんと結構「認識を共有」したがる描写がこの回だけでなくあるなぁと。 単に答え合わせがしたいってだけではないように私には感じる。 堀川くんは今回の事件については 『認識を共有できているという感覚はあるくせに、やっぱり言葉で確認しないわけにはいかないのだ。』(p113) と言っているけれど、 松倉は賢いので今までの人生で気づいている事がたくさんあっても、過去の事もあり、その疑い深さから自分の考えを誰かと共有しようと思った事はあまりなかったんじゃないか? でも堀川だったら共有しても良いかも知れないという思いが彼の中ではあって、それが堀川くんと自分の考えを話しつつ一緒に推理をするという行動と、ほぼ無理やりパセリコーラを飲ませるという行動につながっているんじゃないかと。(←そこかい!😅) つまり松倉は堀川くんと「推理という名のコミュニケーション」をしているんじゃないか?とも思ったりします。 また、この話の最後のシーンでふたりとも強がってるけど(p118~119)同級生男子のノリで友達でいれたのがこの頃で、今(「栞と嘘の季節」)はお互いを前より知ったが故にフィーリングの付き合いよりも何かあったら色々相談しながら一緒に問題を解決していく「相方」って感じがする。 しかし、 松倉はこの美容院にその後行ったのかどうかはちょっと気になるところ……😓(行くなら堀川担当の寡黙な人に担当してもらった方がいいんじゃないかな💦)
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