なななな "言葉を失ったあとで" 2026年9月22日

言葉を失ったあとで
言葉を失ったあとで
上間陽子,
信田さよ子
加害と被害、女性の傷つきを聞き取り、支え、研究してきたスペシャリストの対談集。 信田さんも上間さんも、やってきたことやスタイルは違えど、凄みがあってしびれる。 現場をコントロールする、状況を変えるための言葉がけやポジショニング。理論だけではなくて、人との真剣勝負のなかで培った、したたかな知恵。 「自分自身が被害者であることを認めないと加害者になれない」という考えに、いままで私はすごく納得してたけど、「自分のなかの被害を考えさせるタイミングはすごく難しい」「暴力が再発する原因でもある」とあり、 そうなんや……被害と加害って一筋縄でいかんのやな……と思った。 「被害者に共感することが、再犯率を大きく下げるわけではない」「被害者の傷の深さが、加害者のパワーになることも。自分の影響力の強さを実感する」という部分はつらいな。 加害者更生プログラムの話も多くでてきていた。 家庭内の暴力は、ゆるせない、つらい。けれど、よほど注意しないと、閉じられた空間で権力構造ができてしまうことはよくわかる。 私も、子どもに権力を行使している、自分の感情のゴミをぶつけている、自分をケアしてくれることを期待している、場面があったりして、やばいやばい、だめだだめだ、っておもう。 暴力から、権力から、無関係でいることはできないから勉強したい。
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