さーもん "砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない..." 2026年9月21日

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet
2026.9.21(2h) 友人におすすめされて読んだ。 百合の話と聞いていたけど、そうだけどそうじゃない! 読んで友人が好きそうだなとは納得したけど、この話を勧めるのもなかなかだなと思った。それくらいの関係値はあるからなのかもしれないが。 読み手は終わりが分かっていながら、それに向かって突き進んでいく物語を読み進めるしかなく、本当にやるせない物語だった。 初めからバッドエンドが提示されていたので、ハッピーエンドだったらとかの期待はせずに済んだと言えば良い言い方かもしれないけど、どうしようもない終わりに突き進んでいる様を眺めるしかできない感じは気持ちのいいものではない感じ。 終始重いというか、「絶望」だったにも関わらず読み進める手が止まらず、そこまで長くないはずなのに、もっともっと長編を読み切ったような読了感で読み応えがあった。 大人になったもののまだ学生の身の私は、どっちの立場に近いんだろうと考えたけど自分ではよくわからなかった。 藻屑が虐待されているだろうというのはすぐに分かったけど、なぎさがヤングケアラーに値するだろうというのはいろんな人の感想を読み漁るまで気がつかなかったし、裕福というと違うかもしれないが、特に困ることなくぬくぬくと育った私とは、なぎさですら環境が違いすぎて、普段の登場人物に共感、感情移入して読み進める読み方ではなく、第三者的立場(それこそ新聞記事をたまたま読んで知った、みたいな)で読んでいた気がする。 褒めてるのかどうかみたいな感想を書いてしまったけど、作品は本当に面白かったし、自分では絶対選ばなかったと思うから教えてくれた友人には感謝。
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