アマヤドリ "文盲" 2025年1月9日

文盲
文盲
アゴタ・クリストフ,
堀茂樹
外国語で生活をし、そのうえ外国語で書くことの体験やその中の苦悩について。 著者は否応なく逃れてきた先の国の言葉で書くが、それは自分が国を失わされたことを受け入れることに等しい。言葉を愛しながらも憎むといった相反する気持ちがここにはある。 原語(フランス語)でも読んだが、とても平易な言葉で書かれているにもかかわらずそこにこめられたものはまったく平易でない。
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