北村有(きたむらゆう) "傷を愛せるか 増補新版" 2025年4月8日

傷を愛せるか 増補新版
P185 「むだな力を抜く、というのはどんなスポーツでも、いやスポーツだけでなく人生のあらゆる事柄に共通する、究極の「こつ」である。仕事も、人間関係も、おそらく人生そのものも」 P189 「どこで読んだか忘れたが、だれかに非常に腹が立つときは、自分がやりたいのにできないでいることをその人がしているからだという。確かにそうかもしれない。怒りとは、相手に対する羨望でもありうる。自分が我慢していることを、我慢せずやっている人に、人は羨みつつ腹を立てる。我慢強い人は、我慢しない人には我慢ならないのだ」 私がやたらと、公共のルールを守らない人に対して怒りを覚えるのも、心の奥底では自分もルールを守らずに自由に生きたいと思っているからか……?
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