
メメ
@elwin_04
2026年9月22日

長い読書
島田潤一郎
読み終わった
著者の島田潤一郎さんは夏葉社というひとり出版社を立ち上げた人。文学をこよなく愛する著者が綴る37編のエッセイ。
書店でなんとなく目に留まり、冒頭の「本を読むまで」を読んだ時、自分が本を読んでいる時の心の内を文章化されたかのような衝撃を受け、即購入した。
4つ歳上の著者とは、学生時代の時代背景が似通っていて、エッセイに登場する物や街並みがリアルに感じられる。
著者の本、とりわけ文学作品に対する深い愛情がひしひしと伝わってくる。中でも著者がブラックな働き方を強いられていた時の言葉が印象に残った。
「本を読んでいる時間も、働いている時間も、どちらも現実感がない。でも、世界がふたつあるということが、たいせつなのだ」
小説を読むことの意味や意義などは人それぞれだが、小説が世の中に必要なものであることが強く伝わる一節。


