つばめ "骨を掘る男" 2026年9月23日

つばめ
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@swallow3
2026年9月23日
骨を掘る男
骨を掘る男
奥間勝也
「会ったことのない者の死を悼むことはできるのか?」という問いをもとに、いまだに沖縄各地にある沖縄戦で残された遺骨を探し続ける具志堅さんの姿と筆者の奥間さんが戦争や沖縄について考えることから問いの答えを探していく。 自分が生まれる前のことや経験してないことを残しておきたいと思っていても、自分が体験を伝えきれないと思ったり、色々と調べたり話を聞いたとしても分かったとは言えなかったりという思いが出てきていた。 でも、そう思い悩み考え、関わり続けることも"行為としての慰霊"につながるとこの本にあり、気持ちが楽になった。 戦争の経験を含めすでに体験した方から直接話を聞くことができなくなっていくことをどう残していくかを考えていく上ですごく大切な本だと思った。 "きっと、問いに答えるのではなく、その過程で考え、感じたことが大事なのだ。そのうち新たに見えるものが出てくるはずだ。まるで、らせん階段のように。同じ所をぐるぐる回っているように見えて、少しずつ上がっている。" "そもそも教育や継承とは、誰かが自分の経験を参照してくれるかもしれない、という微かな期待によって成り立っているのではないか。" "「見ること」を続けることで「見えないもの」の存在を意識できるようになることを実感したからだ。" "見ることに意識的にならなければ、私たちは様々なものを容易に見過ごす。" "すべての開発を回避すべきだ、と主張することは到底できない。だがそうだとしても、私たちは失ったものがある、ということに後ろめたさを感じ、その喪失の痛みと記憶とを抱き留めながら生きる必要があるのではないか。せめて、喪失に対する感受性ぐらいは持ち続けるべきだ。"
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