骨を掘る男
32件の記録
つばめ@swallow32026年9月23日読み終わった「会ったことのない者の死を悼むことはできるのか?」という問いをもとに、いまだに沖縄各地にある沖縄戦で残された遺骨を探し続ける具志堅さんの姿と筆者の奥間さんが戦争や沖縄について考えることから問いの答えを探していく。 自分が生まれる前のことや経験してないことを残しておきたいと思っていても、自分が体験を伝えきれないと思ったり、色々と調べたり話を聞いたとしても分かったとは言えなかったりという思いが出てきていた。 でも、そう思い悩み考え、関わり続けることも"行為としての慰霊"につながるとこの本にあり、気持ちが楽になった。 戦争の経験を含めすでに体験した方から直接話を聞くことができなくなっていくことをどう残していくかを考えていく上ですごく大切な本だと思った。 "きっと、問いに答えるのではなく、その過程で考え、感じたことが大事なのだ。そのうち新たに見えるものが出てくるはずだ。まるで、らせん階段のように。同じ所をぐるぐる回っているように見えて、少しずつ上がっている。" "そもそも教育や継承とは、誰かが自分の経験を参照してくれるかもしれない、という微かな期待によって成り立っているのではないか。" "「見ること」を続けることで「見えないもの」の存在を意識できるようになることを実感したからだ。" "見ることに意識的にならなければ、私たちは様々なものを容易に見過ごす。" "すべての開発を回避すべきだ、と主張することは到底できない。だがそうだとしても、私たちは失ったものがある、ということに後ろめたさを感じ、その喪失の痛みと記憶とを抱き留めながら生きる必要があるのではないか。せめて、喪失に対する感受性ぐらいは持ち続けるべきだ。"







そめ@s_o_m_e2026年9月13日読み終わった身体性を伴う経験や実感を通して、会ったことのない死者を悼むことができるなら、少しでも多くの人が戦争の体験や被害者の経験に触れて欲しいなと思った。 本や展示だけではなく、その時を知る人間の声や表情から受け取ってほしいと思った。この先第二次世界大戦経験者は少なくなってそれも難しくなって行くから、まだできるうちに。 私も平和教育を子供の頃に受けたけど、あんまり実感してなかったなあ。 最近の国際ニュースを見ながら、平和教育の一環で学校で戦争経験を語ってくれた人の声のトーンとか、戦争体験者の祖母が女学生時代を語ってくれたときの辛そうな顔とか声とか思い出す。


ヒヨリ@charonll2026年8月26日読み終わった「戦没者への最大の慰霊は、二度と戦争を起こさせないことだと思っています」 "会ったことのない者の死を悼むことはできるのか?"という著者の問いの答えに一番近いのは具志堅さんのこの言葉じゃないかなと思った。 永井さんとの対談も良かった!「戦争を知っている私たち」という表現をあえてするという話や、「『自分ごと』にしないと考えられないのか?」という話には納得したし、肝に銘じておきたい。(ただ、VRによる経験が色々なものを奪うという話など……身体性のある経験が大事なのはよくわかるんだけど、経験主義、現場主義って身体が自分の思うように動かない人たち(障害者の人々も含めて)、自由に移動できない人たちを置き去りにしている限り信用ならないなーとも。)
ヒヨリ@charonll2026年8月12日読み始めた監督自身の家族史も含まれていて興味深く読んでいる。ドキュメンタリーを撮る人の心情や、沖縄という「磁場」との向き合い方について、オーラルヒストリーを学んでいる身として参考になる点も多い。 「なんくるないさ」は「まくとぅそーけー」という言葉とセットだったことを初めて知った。「まことのことをしていれば、なんとかなるさ」……

えぴおにぎり@eeppii2026年6月13日読み終わった映像関係の人って文章にするの、得意じゃないのかと偏見もってた。 映像見るの私は得意じゃないからこの本を読むにとどめると思うけど、記憶の杭をうつという表現がいいなと思った。 永井玲衣さんとの対談が良かった。
































