Marua "へろへろ" 2026年9月23日

Marua
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@marua
2026年9月23日
へろへろ
へろへろ
鹿子裕文
『コロナ禍と出会い直す』で介護施設いろ葉について読んだ時、真っ先に思い浮かんだのが本書が取り上げている宅老所よりあいだ。 福岡にあるよりあいは、一人の認知症のお婆さんを何とか見守ろうとする人々がお寺の一部を借り、近所の老人が通える場所を作ったことに始まる。今から30年以上も前のことだ。 「なぁんが老人ホームか!(中略)あたしゃここで野垂れ死ぬ覚悟はできとる!」と来る人々を追っ払っていたお婆さんに、次のように話した場面は、なるほど「冴えたやり方」だと思う。 「今度、お寺でよりあいがあります。住職さんが『大場さんに来てもらわんと近所の人にかっこがつかん』ちゅうてあります。ここは住職の顔ば立てると思って、一肌脱いでもらえんでしょうか?」 著者の鹿子さんの文章は「筆が走りすぎでしょ」と思うこともあるけど、何度も再読していると最早それほど気にならない。資金集めに奮闘する人々の描写など、読むたびにその行動力に感嘆する。 よりあいやいろ葉のような介護施設は希望が持てる存在だが、こういう施設を運営しやすい環境にはないというのが現状だろう。介護保険制度を何とか維持し、介護士の待遇をよくしてほしい。為政者はお金の使い方をもっと考えてほしい!と常々思っている。
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