
もも
@shii_hoo
2026年9月23日
ふたりの読書会
向井和美
読み終わった
@ 自宅
無期受刑者と、翻訳家の著者の往復書簡。
本への熱量を感じる2人のやり取りに、自分も読書会に参加している気分になる。読みたい本がたくさんできた。
「本の話をしたら2人だけでも読書会になる」「人生には学校や親ではない第三者が必要で、それが本。本は時に人を救う」…いい言葉がたくさんあった。
もともとカナダの刑務所で行われた読書会についてのノンフィクション『プリズンブッククラブ』(私も読みたい!)を受刑者が読み、訳者の向井さんに感想を送ったところから文通が始まる。
すごいのは、これをきっかけに向井さんらが刑務所に働きかけ、日本でも読書会プログラムが開かれたこと。
昨年の刑法改正で、懲罰よりも更生に重きを置くプログラムが増えたという。読書は自分を知ることにつながるし、読書会は相手と話す中でさらに考えが深められるから、すごくいいと思う。
とても読み応えがあって買って後悔はないのだけど、心のどこかで「人の命を奪った人に印税が入るのはどうなのか」と思ってしまう自分がいる。終章で本の印税は児童養護施設へ寄附したいとあって、正直ホッとした。
罪を犯した人に対する私のような意識があることも、再犯率を高める要因だろうか。犯罪を犯した人とどう向き合うのかについても考えさせられた。
