kawazmuri "クィア" 2025年4月7日

クィア
クィア
ウィリアム・S・バロウズ,
山形浩生,
柳下毅一郎
某ウェブサイトでクィアを原作とした映画のタイトルを『QUEER(おかま)』と表記しているのを見た。まだ観たことも読んだこともないからなんとも言えないけれど、「おかま」は違うのではないか?仮にこの作品がアンダーグラウンドな“おかま”のコミュニティをリアルに描いたものだったとしても、この表記は「QUEER=おかま」という勘違いを生む。 そもそも「おかま」は差別的に使用されることが非常に多い言葉だ。それにわたしは身体的性別が女性で、性表現も女性的だとみなされているが、ジェンダー・クィアを自認している。たしかに「クィア」はまだ多くの人に馴染みのない言葉だ。「おかま」としたほうが映画の芯を捉えたかつ伝わりやすいタイトルになるのかもしれない。しかし、queerという形容詞の意味を逆手に取って歩みを進めてきたクィアたちの歴史を無視してはいけない。
匙
@sajisann
この翻訳の旧題が「おかま」だったようです。記事が出た頃は改題されていなかったのでしょう。なんにせよおかまではもう通らないと思います。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved