
noripiii
@quadspin_norimusubi
2026年9月23日
一九八四年(新訳版)
ジョージ・オーウェル,
高橋和久
読み終わった
@ 物豆奇
途中、ジュリアが手紙を渡してきて、若い女性に気持ちが持っていかれる主人公、そしてそのまま奔放に、って流れていったあたりからの嫌悪感のせいで、いまひとつ入り込めなかった感があるのと(若い女になんでいとも簡単に惹かれるんだ、抑圧されているからか?笑 あと、若い女が難しい話を理解できない、そんなの興味ないみたいな設定にしてるのも強烈な違和感があるんだと思う。バカであれば教義に従うって方向のキャラ設定しないと世界観とマッチしないのでは)、現実世界の方のグロテスクさには敵わないなという、ここのところSFとかディストピア小説読むときに感じることが先行してしまい、私のなかではわりとうーん、な気持ちであります…。
あと、揺さぶりの可能性もあれ、ジュリアが早々に裏切ったと主人公は聞かされているにもかかわらず、ジュリアを身代わりに差し出すように叫んだのはどういうことなんだろうか。私はもうこのシーンのときにはジュリアは亡くなっているものだと想像していたのだけれど(主人公が異常に粘っていると思っていたから)、主人公はジュリアが生きていようがいまいが、そういう風に叫べば、拷問から解いてくれるだろうと判断したってこと?でもここでは、心からそう思ったという記述もあるから、矛盾しちゃうんだよなあ…。ジュリアか自分か選べって言われたら、自分を選ぶシーンになると思うんだけど、フリーに選べって言われたら、目の前でネズミを用意してる人間を身代わりにするように叫ばない?笑 主人公が最初の部屋に閉じ込められたときに入ってきた、101号室に異様に怯えてた犯罪者の方が説得力があるんだよなあ。とか、いちいち細かいところが気になってしまうという。
世の中で正義が勝てたためしがないことは、歴史を振り返ると思うことだけれど(なので、正直ストーリー展開は想像の範囲内であって、なにも新しいことはない)、オーウェルはどうしてこの小説を書いたんだろう。この小説が評価されていたころの社会情勢を理解したうえでなお、よくわからないかもしれない。
まあ、一度読んだからいいでしょう…。笑
もっと若いころに読んでたら違う感想だったかもしれないなあ、いまの私には相性のよくない小説でした。

