
図書館マン
@tosyokan-man
2026年9月24日
5秒日記
古賀及子
読み終わった
図書館本
ちょっと前に話題になってたので読んだ。
娘さんと息子さんが大人っぽいというか。
娘さんは独自の視点があり、息子さんは独自の発想があるなと。
息子さんは作中で『おやすみ短歌』を読んでいたのもあって、「ああだからか」とやっと納得がいった。文学的だな~とずっと思っていたので。
二人と共にコンビニに出かける回がたびたびあって、ずいぶんと仲の良い家族というか、距離感がうまくとれている家族だなという印象。家族全員に想像力や気配りの心があって、家庭内の労働力にも不釣り合いさがないというか。正直言うとここまでバランスの良い家族は稀なのではないかと思った。
つい指摘されるとありがとうよりすみませんが先行する理由を「恥ずかしかったからだろう。恥はつらい。いっそ罪に変えたいくらいの気持ちになる」と解釈したり、「年を重ねてわかったことのひとつとして、すべての年代の自分が自分のなかに居続ける、というのがある」「ぜんぶそれなりの鮮度で自分のなかに保存されていて、それぞれ今なお世界を見ている」という文章が面白かった。
古賀さんの本はこれがはじめてだけど、なるべく200字作文でうまい具合にオチをつけようとか、起きた出来事を正確に描写しようとか、物書きのキホンを心掛けて書かれてる気がして、小説家としての自分をちゃんと覚えてる人なんだなと思った。